言いたいことを言える強い人がうらやましいです
わたしは言いたいことが言えません
理由はわかっています
幼い時父から虐待を受け、自分の意見を言おうものならすごく蹴られたり、怒られたり、学校でもいじめられたりして
『自分の意見は言っちゃいけないんだ。心に秘めておくものなんだ』と思うようになりました。
わたしは少し前に飲食店と電車で自分の席に汚物が置かれている事件がありました。
飲食店では置いてあったバッグの中に人のおしっことうんちが入っていて、買ったばかりの靴が糞尿まみれになりました。
店員に言うと『すみません』と言うだけでしたが、さすがに『弁償してほしいです』と伝えました
弁償は出来ないが、クリーニング代は出しますということで話がつきましたが正直もう履く気にはなれませんでした。
その1週間後くらいに電車の椅子に座ったら席にゲロが吐いてあって、気づかずに座ってしまい、ズボンがゲロまみれになりました。
駅員さんに伝えるとポケットティッシュだけ渡されて終わりました
正直『これじゃ帰れないからかわりの服を用意してほしい。』と言いたかったのですが、言えませんでした。
駅員さんがやったわけではないけれど、電車の見回りをちゃんとしてくれていれば、とか、駅での問題に対応するのは当然じゃないかと思いました。
それからこれはある人から聞いた話なのですが
喫茶店で店員が水をこぼしてある女性の服が濡れてしまい、
その人はわたしと同じようにあまり人に言いたいことを言えるタイプではないのですが(まぁ帰るだけだしいっか・・)という感じで、『大丈夫です…』と言ったら、店員さんもそれで『すみません』と謝って済まそうとしたようなのですが
もうひとりの連れの女性が
『これじゃ帰れないのでかわりの服を用意してください(弁償してください)』と毅然と伝えて店員さんがかわりの服を用意したそうです。
その言いたいことを言えない女性はとても彼女に感謝したようです。
(本当は彼女のように言いたかったのかもしれません)
わたしもそうなりたいし、時には気持ちが強くなるときもあるのですが
過去の恐怖感が拭えなくて、そんな事言ったら殴られるんじゃないかという恐怖が常につきまとっています。
強くなるにはどうしたらいいのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
【忍辱波羅蜜】
苦しいこともあるだろう。
言いたいこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣きたいこともあるだろう。
これらをじっとこらえてゆくのが、
男の修行である。
(元帥海軍大将・山本五十六)
【忍辱】とは、侮辱や苦しみに耐え忍び、心を動かさないこと。
【波羅蜜】とは、悟りの世界へ至る為の修行のこと。
あなたはご自分を気弱で情けない男だと思っているのかもしれないが、逐一文句を言わないと気がすまないような、いつでもポロポロポロポロ不平不満をこぼしているような器のちっちゃいヤツらと比べれば、まったくあなたはよく出来た漢だよ。
キレる引き出しがある
お父さんがキレやすい人で、幼い頃からそれを見ていたのなら、あなたにも「キレる」引き出しがあるはずです。
お勧めはしませんが、その引き出しを解放すれば良いだけかもしれません。
追記
ご自分の意思で、言わない方が得だとちゃんと判断なさっているのではないでしょうか。素晴らしいです。
質問者からのお礼
淨流寺 転落院さん、ありがとうございます
まさにそういう気弱な自分が嫌いで、人に『優しいよね』と言われても『わたしは我慢してるだけだよ。』と思っています。
自分の器ですか。
言えない=悪いではなく、少し器という方でも考えてみたいと思います。
願誉浄史さん、ありがとうございます
たしかに大人になってからは少しずつ言うように努力してきています。
でも、キレた時の父は般若そっくりだったので『ああはなりたくない』と思ってしまうのです。
自分の感情を出す、言いたいことをきちんと伝えられる人にはなりたいけれど暴君にはなりたくないのだと思います。