夫への尽くしかた
結婚一年目で、夫はとてもできた人です。優しくて真っ直ぐで懐が大きくて、私のような人間は釣り合わないと思うくらいです。
なのに私は今までそれに気付かず、表面上だけを見て夫が出来ないことを責めたてることがありました。夫は私の未熟な部分にも何も言わなかったにも関わらずです。
あるとき、夫の懐の深さを目の当たりにして自分がとても恥ずかしくなりました。自分の事を棚に上げて素敵な人に今までなんて態度だったんだろうと。
夫は今でも変わらず私に沢山の愛情を与えてくれます。私に対する不平不満も言いません。それが今では不安で、いつか愛想をつかされて離婚を言われるのではと思ってしまいます。
夫は仕事柄長期で家を空けることが多いので、具体的にどうしたら幸せを感じてもらえるのかがわかりません。
夫に、人を愛するということはどういうことかを改めて教えられました。ですのでこれからは一生かけて私が夫に返していきたいのです。
一朝一夕でできることではないのは承知の上です。それでも何かせずにはいられませんが、毎日改まって感謝を伝えるのも逆に鬱陶しいと思います。
お知恵を拝借できますでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人を愛するということは仏教では慈悲といいます。
慈悲というのは相手の幸せを願うこと、相手の苦しみを自分のことのように共に悲しみその苦しみを取り除いてあげること。
分かりやすく言えば、相手が喜ぶことをして、相手が苦しむことをしないということ。
ですから、家に帰った時にあなたが笑顔と優しい言葉を与えるのが一番いいし、それだけで充分なのです。
また、不倫とか依存症的な飲酒とか相手が苦しむことをしないことも大切です。
とはいえ、無理に我慢してもいつかは限界がきます。
なので我慢などしなくても、普通に悪いことをしないでいられるように日頃から生活することが必要です。
その為には、あなたがあなた自身の人生をちゃんと自立的に歩むこと。
ご主人に依存するのではなく一人の大人の女性として物事を見て考えて適切に行動して、仕事でも趣味でも何でも充実した毎日を過ごすことが大切になります。
あなたがそのように充分した毎日を送り、より大人の女性として成長していけば、ご主人はいつまでもあなたに魅力を感じてくれると思いますよ。
真似ること、似ること
こんにちは。何があったのか具体的には分かりませんが、とにかく良かったですね。
私からのオススメは「その良い所を真似する」ということです。「夫婦は似てくる」と言われますが、そういったことかも知れません。
私は幼児教育に携わっていますが、子ども達が卒業していく時に一番嬉しいのは、「先生の、こういう良い所、ウチの子も似てきました」と言われることです。自分の信念を他の人が受け入れ、似た行動を取ってくれることは、縁を結んだ関係の中、最も美しいことのように思います。
元々は価値観も行動パターンも違う二人が、お互い近い価値観で生きていけることは、とても幸せなことだと思います。
質問者からのお礼
佐藤様
良いところを真似る、はっとさせられました。夫の尊敬できるところ、真似たいと思うところ、勉強させてもらおうと思いました。
三宅様
自身が自立、まさにその通りですね。
すぐには難しいですが、徐々に気をとりなおして真っ直ぐ人の道を進めるよう精進します。
お二方、本当にありがとうございました。