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子供時代の心の傷

回答数回答 1
有り難し有り難し 11

私の母は私を産む前から鬱病でした。
私の2歳下の妹が生まれてからは、離婚したこともあり、不安定で、入退院を繰り返しており、入院してない期間も新しい彼氏と過ごしたり仕事に行っていたりで、一緒に過ごすことは少なく、満足に甘えることはできませんでした。でも私は母が大好きで、一緒にいたくて甘えたくて褒められたくて、いつも大人ぶって良い子にしていた気がします。

そんなふうに過ごしていて、私が中学一年になった夏休み明けに母は彼氏と喧嘩をしてその後自殺して帰らぬ人となりました。その当時は悲しいとかもう一度会いたいとか、人間が感じる普通の感情を持っていました。
でも少しずつ気持ちに変化が出てきて、母のことを考えなくなり、最初からいなかったみたいに思ったり、ここ2、3年は嫌悪感すら感じています。
育てられもしないのに私を産んだこと、私と妹を置いて死ねたこと、私と妹はこんなに苦しんで生きているのに自分だけ逃げたこと。こんな風に考えてしまいます。
自分の性格も歪んでいると思います。
何事にも本気になれない。表面的には普通にしているつもりですが、心の中では人の悪いところばかり目に付いたり人に文句をつけたり妬んだり、親しい人の前では口に出したりもしてしまいます。
これから先、誰かを心から愛することも、自分を愛することも、愛されることもできない気がします。幸せになれないと思ってしまいます。今現在、衣食住にも困っていないし、彼氏もいるのに、なんだか満たされず、ただ毎日をこなしていく。というような感覚です。
死んでしまいたいとも思います。
こんな何が聞きたいのかも分からない文章になってしまいましたが、誰かに読んでもらっていると思うだけでも少し気が紛れます。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分を癒すことを始めてみては如何でしょうか。

なほ 様 投稿ありがとうございます。

そうですか、幼い頃から苦労されたのですね。
お母様に対する心の変化(幼き頃は好きだった、やがてそうでもなくなった、そのうち好きになれない部分が目につき、嫌になったようなこと)は、
あなたが大人になるにつれ起こることで、不思議ではありません。
自分の性格が歪んでいるとか、思う必要はないでしょう。
そして、なほさんは、なほさんなりに、幼き頃からの自分を癒してあげる必要があると思います。
子供ながらに、お母様の代わりをして頑張ったとか
幼き頃から寂しさにたえて、苦労を乗り越えてきた、など
幼き自分、十代の自分、これまでの自分を充分に癒す必要があるでしょう。
これまで、この環境でも私は生きてきた、それが素晴らしい。と
他人と比較する必要はありません。
自分がサバイブしてきたことを誇りに思うことです。
自分にOK、自分が愛おしいと思うことです。
自分一人で難しければ、カウンセラーとか、ライフコーチとかに頼ってもかまいません。もちろん彼氏でもOKです。
自分を癒してもらうお手伝いをしてもらってください。

そうして、自分を癒すことで、自分を愛し、その自分を愛することで
彼氏とか他の人に、愛情を分け与えることができます。
また、未来への希望が芽生えたり、明るさや、何かしらのギフトが感じられるかもしれません。

ここに投稿したことが、一つの小さな未来への変化だと思って
自分を癒すことを始めてみてください。
きっと、小さな変化が少しずつ少しずつ顕れて、
満たされないと思うことが満たされるようになり、
やがて感動を得られるようなことが起こることでしょう。
参考にしてください
お読みいただきありがとうございました。
一礼

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