一度失敗したら人生終わりなのですか?
最近、テレビで謝罪会見を見かける度に、「一度失敗したら終わりなのか」と考えてしまいます。
例えば最近の芸能界では、スーパー銭湯のアイドルの謝罪会見、芸人の闇営業、所得隠し・申告漏れなどでしょうか。
たった一度の過ちで引退や活動停止に追い込まれるのを見ると、人生は一度でも失敗したら終わりなのかなぁ、と思ってしまいます。
ついには、教師の激辛カレーいじめですら、なぜか加害者に対して「これで人生終わってしまったらかわいそう」とさえ思ってしまう自分がいます。
先の質問にもありますが、自分自身も、たった一度の失敗で信頼を失ったり、降格させられたり、ドン底に落とされした経験が何度もあります。
一度内定が出た企業を辞退したあと、やっぱり就職したいと、何度懇願しても叶わなかった経験もあります。
その度に、「もう少し寛大な心を持ってくれても良いじゃないか」と思ってしまいます。
しかし、現実は残酷で、一度失敗したら終わりなんでしょう。それが現実なのでしょう。
もちろん、被害者の気持ちやトラウマもありますし…。
そんな「一度失敗したら終わり」と世の中で、失敗しないようにするには、どうすれば良いのでしょう?
アドバイスがあれば、お願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
何度もやり直しできます。
言われるように、世間では連日、ワイドショー等では謝罪会見や、仕事等すべてキャンセルだと。「一度失敗したら終わりなのか」と思うようなことばかりです。
たしかに、芸能人や有名人(多くの人に影響を与える)の出来事は、多大に取り上げられます。もちろん、それだけの原因を作ったのも事実ですから、ある意味仕方ありませんし、報道する側にとってもニュース材料となりますから、余計加熱します。
さて、「一度失敗したら終わりなのか」ですが、そうではないと思います。原因と結果だけのことですから、結果も次の原因になります。ゆえに、この結果をどのように良き原因とするかです。
人生、七転び八起きということわざがあるように、私たちは、常に失敗と達成の連続です。一度くらい倒れても、もちろん倒れる原因はあるのですから、そこを軌道修正すればいいのですが、大抵は、そうならないことで、どんどんとマイナスへとなります。
しかし、それでも多くの先人たちは、努力し成功へとつながったのですから、やはり、倒れたことがよき原因になったのでしょう。
「一度失敗したら終わりなのか」終わりではありません。何度も繰り返し向上するために生まれてきたのです。何度でもやり直しがきくのが人生でもあります。
しかし、重要なことは、同じ思考回路では、何度でも同じ繰り返しとなるでしょう。倒れた時に思い切って、自分の考え方を変えるしかありません。いや、変えれる為に倒れるのかもしません。それも自らが。