死ぬことを考えています30代会社員です。
30代、妻ひとり子ひとりの会社員です、ご相談させてください。
2016年、妻がまだ妊娠中のとき、仕事で思い悩んでおり、さらに結婚出産準備と忙しい中、慢性的に体調が悪くなってしまい不眠や食欲不振などから体調が優れず病院に行ったところうつ病と診断されました。
最初は、誤診とも思ったのですが、どんどん死にたい気持ちが強くなっていき、妻と些細なことで喧嘩になり、気がついたら当時の自宅でお風呂場のシャワーヘッドの立てかけにベルトをくくって自殺しました。
しかしシャワーヘッドが折れてしまい未遂となりました。
このことできちんと病気と向き合い妻と力を合わせて治療したのですがその間も家族を養うため今の仕事は辞めませんでした。
その後、子供にも恵まれ、苦労もありますが何とか支えあいながら生活していきました。
しかし、うつの原因である会社に今も務めていることが不安です。
死にたいという気持ちが常に消えず。苦しいです。家族にも周りにも相談できていません。
仕事を辞めたいとも思っていますが、住宅ローンがあり収入を考えると他に転職しても家族とローンを支えきれなくなってしまうことが必至です。
もちろん子供が可愛く、妻との関係も喧嘩はあれど仲良くこれからも一緒にいたいです。
しかし当時の状況とは違い、僕が死ぬことで家は保険がおりさらに生命保険で生活にゆとりができます。
家族のために必死に頑張ってきましたが、もう頑張りたくないという思いになっています。
乱筆乱文の長文で誠に申し訳ありませんが、どうか私の拙い悩みを聞いていただけると幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
捨てる順番を考えて
こんばんは。ご覧になったか分かりませんが、先日テレビでアグネス・チャンさんが話していました。「チンジャオロースのピーマンと、子どもの疑問。どっちが大事ですか?子どもの方ですよ。」これ、料理中に子どもが話しかけてきたら、どう対応するか?という話なのですが。
ということで、あなたを動かしている様々な力について、優先順位を考えてはいかがですか?
⑴今の仕事や収入(お金)。⑵家族や周囲に相談しないというプライド。⑶妻に自分の苦しさを見せられない見栄 。⑷住んでいる家。⑸妻や子どもとの生活。⑹自分の心身の健康。⑺その他。
これらは私の想像です。他にもあるかも知れません。
これらのうち、どちらかと言えば手放したくないものと、どちらかと言えば手放してもよいもの、それらの順番を付けてはいかがですか?今のあなたは責任感があって立派とは思うものの、こんなタイトルで相談しなければならないほどに切羽詰まっている。追いかける相手が多すぎると感じます。
「お父さんのいない寂しさを抱えながらも、綺麗な家に住む」、その時大きいのは寂しさか綺麗さか、という事です。また、⑵や⑶の「プライドや見栄」は意外に大きい問題です。プライドを守ることによって得られるものって、何でしょうね?
ともあれ、優先順位が決まると、その高い方へ自分を持っていくことができます。浄土宗の法然上人も仰いました。「一つを選ぶことは、他を捨てると思うことだ。でも、その基準が決まれば、それを中心に物事を取捨できるぞ」と(かなりの意訳)。
質問者からのお礼
光圓寺 佐藤様
至らない私の質問に
懇切丁寧にご回答いただき、誠にありがとうございます。
お返事を読まさせてもらいました。
これからも何度も読み返そうと思います。
ご回答を受けて、妻や子どもとの生活を選び、それを大切にして
他を出来うる限り捨ててみようと思います。
真っ暗な道を進んでいるかのような、不安に苛まれる毎日ですが
家族との時間だけが私の幸せです。これを守るために自分ができることを
中心に据えて出来うる限り生きていこうと思います。
改めて、温かいお言葉誠にありがとうございました。