自死した者の死後について
前回自死してしまった娘のことでご相談したのですが、
とある僧侶の方から自殺した者はすぐに仏様の元へ行くことはできないと考えている。なぜなら辛くとも最後まで精一杯生き抜いた人と途中で諦めた人が評価が同じではないからと言われました。
私はそうは思えません。
自死する人はみな心の病が原因だと思うのです。普通の精神状態であれば誰が自ら死を選ぶでしょう。諦めたのではない、それしかもう選択肢が無かったのだと思います。
心の病も身体的な病も同じものではないのですか。
また闘病されて亡くなった方でも生前に悪行ばかり行った方もいるでしょう。それでも自死してしまった人間がすぐには行けない極楽へ行けるのですか?
娘は苦しみ抜いて自ら死を選んでしまいました。
精神科へ通院入院もしていましたしカウンセリングへも通いました。それでも病は少しも良くはならなかったのです。
これも立派な闘病だと思います。
娘は生前、抗ガン剤治療で髪を失った方の為に長い時をかけて髪を伸ばしヘアドネーションへ32センチもの毛髪を寄付しました。
免許証の裏面の臓器提供の欄にサインしてあったのを知っていたので、死後に角膜提供もしました。
子供の頃から人の悪口を言ったり無責任な噂話をするのも嫌いな子でした。
親バカかもしれないですが、こんな心の美しい子が自死してしまったからと言って、生きるのを諦めたから生から逃げたから、病死の人と違うからすぐに極楽へは行けないというのは本当に哀しく気持ちの持っていきようがありません。
その僧侶の方は残された私どもの行い次第で娘は成仏するのだと言われました。私達が娘のために功徳を積むのは当然と考えますが、
だからと言ってそれをしなければ娘が成仏できないとは考えられません。娘の人生は短かったかもしれないけれど、立派に生きたと思います。
残されたものが功徳を積まなければ成仏できないのであれば天涯孤独で自死してしまった人はどうすればいいのですか。
自死を選んでしまった人間は本当にすぐには極楽に行けないのでしょうか。
私の前回の質問への回答を読まれてしまった同じような自死遺族の方々もショックを受けられるのではないかと心を痛めております。
自死を容認できないからと言ってわざわざ自殺と言う言葉を使う僧侶の方は回答なさらないでください。
一人娘を亡くして闇の中にいます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
うけとめさせて頂きます
拝読させて頂きました。
あなたのおっしゃるお気持ちをそのまま受け止めさせて頂きます。ありがとうございます。
娘さんはあなたがおっしゃるように皆さんと一所懸命に人生を生き抜いていかれたのですね。大変な病を背負いながらも前を向いてご自分の意志を貫きながら皆さんを優しく思いやり生きていかれたのですね。
娘さんは己の人生を皆さんと誠実に生き抜いてそして仏様や沢山のご先祖様や親しい方々に優しく迎えて頂いて、仏様のもとで一切の苦しみからも救われて安心なさっていらっしゃいます。そして今は穏やかに安らかにご成仏なさり、あなたや皆さんを見守っていてくださることでしょう。あなたと娘さんはこれからも固いきずなでつながっていますからね。
自死について宗教界では様々な見解があるのは事実です。とはいえ宗教は人をすくうものですし、仏様も神様もすべての方を救い寄り添って下さいます。
人は必ず死を迎えますからその時には誰でもが仏様に救われていくのです。それぞれの人生を終わるときに必ず迎えて下さり、親しい方々やご先祖様方が受け入れて下さいます。それはどのような道のりや人生であってもです。
私達人間は誰しもが未熟な存在ですから人の気持ちを完全に理解すること思いやることはできないかもしれません。とはいえその気持ちをわかろう理解しようすることはできると思います。ましてや仏様も神様もあまたのご先祖様方も私達のことは全てお見通しですし、私達を全てわかって下さり大切に思っていて下さり、いつもお救いなささって下さいます。
私の個人的見解かもしれませんが全ての宗教や信仰は全てのものを救うものです。人をおとしめたりないがしろにしたり、傷つけたりするものではありません。
あなたのお気持ちをしっかりとこころにとどめてこれからも信仰し精進して参りたいとこころから誓いたいと思います。
あなたがこれからも娘さんに見守られながらそのご縁を大切になさり皆さんとお健やかに生き抜いて下さいます様切に仏様やご先祖様方や何より娘さんにお祈りさせて頂きます。
あなたをいつもお待ちしております。
質問者からのお礼
Azumaさま
いつも心のこもった御回答ありがとうございます。
お言葉ひとつひとつが身にしみて、ずっと暗闇の中にいるような今の私に一筋の光を与えて頂きました。読ませて頂いて涙が流れました。
自死をうしろめたい罪の所業であるかのように世間では思われております。遺族も好奇の目や勝手な噂話から逃れるために真相を話せないのが現実です。
そのような状況の私共に寄り添ってくださるAzumaさま達のご活動はとても素晴らしくありがたいとものであると感謝いたしております。
本当にありがとうございました。