hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

苦しくて苦しくてやはり悔やむ

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

父と同居しています。
狭い賃貸マンションに、主人と私、こどもふたりと父です。
今までは同居は、自分で決めたことだし、父が家賃を払ってくれて生活が成り立ち、主人と父との間に入って気を使うことも慣れてきたように思っていました。

しかし、家を買う話が出てきて、結局買いませんでしたが、その物件は二世帯でした。我が家にはうってつけでした。
他にも金銭的にも、今買うしかないし、破格だったため、買わなかったことを半年以上も悔やみ、精神を病んでいます。

今、父の姿をみると苦しいです。年老いていく父を優しく介護していきたかったのですが、あまりに近すぎて…。
父が狭いリビングでくつろいでいるとくるしくなります。わたしは同じ部屋に居られる精神状態ではなくなります。苦しくて苦しくて。ちょっとしたことでイライラします。父は物件の購入に賛成して、お金も出してくれる予定でした。
なので、恨み言なんて言う立場じゃなく、やはり自分自身を罰するきもちです。

今後、成長するこどもたち、老いていく父、正直、わたしの今の体調、精神状態で対応できるのか、不安でなりません。
と言うより、なぜ買うのをやめたのか。買えば、全てうまくいっていた。問題が発生したとしても、私のこんな苦しみはなかったのに。父と離れられた。

なぜあの時、主人が言った言葉を聞き流したか、「お父さんの援助がないとここには住めないんだよね、だから買った方がいいんじゃない?」→まあ、なんとかなるんじゃない。と返事しました。
ほんとうにバカな判断でした。心療内科や友達に話しても、最終的には、そっかー、なんでやめたのかね…となります。
人生における単純な決断を間違えたのです。
もともと、物件の話がなければ、そのように生きていけたでしょう。苦しいながらも父とも穏やかに過ごすたかもしれません。
ですが、可能性があったことを忘れることができません。

いつもいつも、返事をしていただくお坊さまたちにも申し訳ないのですが、私は、苦しくて苦しくて。

今も、父がリビングで食事していますが、隣の部屋で息を潜めて寝たフリをしてしまっています。
どうしてこうなったのか、苦しくて苦しくてバカな判断を悔やんでも悔やみきれません。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

まだ終わった訳ではない

 購入する予定の住宅はたぶんあなたとはご縁がなかったのでしょう。また新しい物件探しをはじめたらいかがでしょう?もっといい物件が出てくるかもしれませんよ。
 テレビで、別荘の物件を探している芸能人が、物件を紹介してもらった後、買うか買わないか決める、という番組があります。出演者のかたが、一回目の紹介で「買う」と決めていましたが、多分テレビ局の都合なのでしょう。決めた物件に手付金を納めた上で、引き続き物件探しをしていました。確か最終的に、もっと良い物件がでてきて、手付金をあきらめて、そちらにしたと思います。
 その時買うのをやめようと思ったのは、あなたの直感で、もっといい物件があるご縁があるからかもしれませんよ。あなたの物件探しはまだ終わったわけではありません。

{{count}}
有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

私も手付け金を払って決断を遅らせれば良かった…。せっかくの前向きなお返事にこんな発想しかでずに申し訳ありません。
早速のご回答ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ