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がんでも残りの人生前向きに生きるには…

回答数回答 1
有り難し有り難し 18

40代の主婦です。

10代でメンタル系と難治性の消化器疾患を患い、思うように進学就職できず実家暮らししながらなんとかフリーターをしていました。

将来を不安に思い、食べて行く為に見合いをし結婚しました。
結婚生活は性分に合っていなかったのか辛い事が多く、それでも生活の為に我慢しながら続けてきました。

そして昨年がんになりました。
あまり予後が良くないタイプなので5年、10年と長生きはできないと思っています。長生きしたい理由もないのでそれは良いのですが、自分の人生は何だったのかとただただ悲しくて仕方ありません。一度もまともに自立して生活できなかった情けなさもあります。夫にもつまらない人生を送らせてしまいました。

子供の頃から自分の努力ではどうにもできない事で理不尽な思いをする事が多く、何事においても悲観的になった気がします。
病気や環境のせいにして不幸を嘆く甘えた人間なのかもしれません。でも自分では決してぐうたらに生きてきたわけではなくいつも必死でした。
もっと大変な思いをしている人がいるのもわかっていますが何故こんな思いをしなければいけないのか、と泣けてきます。

悲しんでいる時間がもったいない、楽しい事を考えようと気持ちを奮い立たせようとしますがなかなかうまくいきません。
せめて残りの人生は楽しく過ごしたいです。うまく気持ちを切り替える方法はないでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

【菩薩道】

"せめて残りの人生は楽しく過ごしたいです"
さあて、残された時間でどれだけ他人様に喜んでいただけるだろうか。
どんなに小さなことでもいいから、他人様の笑顔を引き出してみませんか?

他人様の喜ぶ姿を見て獲られる快感っといったら、それこそもうこのまま死んでもいいと思うほどたまらないモノです。たとえばお地蔵さんは、もう修行が完成してブッダの位になれるのにもかかわらず、あえてゴールはされません。それどころか自ら勇んで冥府魔道に身を置いて、地獄の亡者どもを救い続けておられるそうな。

ある意味で、菩薩道の旅というものは、うっかり成仏してしまうよりも楽しいかもしれませんね。あなたにも、ぜひ個人的な愉悦を遥かに通り超えたところにある、大きな大きな喜びと歓びと悦びと欣びが訪れますように。拝

<追記>
"感謝の言葉をもらっても"
"素直に受け止める事ができません"
ほらほら、回答をもう一度よ〜く読み直してみて。僕は他人様の喜ぶ【姿】と言っています。もちろんお礼の言葉も貰えれば嬉しいものですが、たとえ相手様がこちらの存在に気づいていなかったとしても、喜んでいる姿を見聞きすると、なぜだかこちらの心が浄化されていくんです。仏教はどこまでも【因果論】です。あなたの求めるところを獲得するには、この因果の法則に基づいて【慈悲】の行を実践せねばなりません。最初はうそっこでもいいです。ハッタリの偽善で上等です。騙されたと思って、<一日一善>的な事をやってみてくださいよ。コツは施した本人に気づかれないように、ひっそりこっそりやること。

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質問者からのお礼

回答ありがとうございます。

‘’他人様の喜ぶ姿を見る喜び‘’

他人を信用できない人嫌いな私は、感謝の言葉をもらっても「お世辞で言ってるだけだろう、本心はどうだかわからない」「気を使って喜んでるふりをしているだけだ」なんて思い素直に受け止める事ができません。

これから人様に喜んでもらうような経験を積めばこういう受け止め方も変わり自分も喜びを感じられるようになるでしょうか。
やってみなければわかりませんよね。
何か小さな事から始めてみようかと思います。
気づきの言葉をくださりありがとうございました。

治療で心までくたびれていましたが少し気持ちの余裕が出てきました。
教えていただいた‘’コツ‘’を参考に、いつも心の隅に置きながら残りの人生を過ごしてみます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ