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怒りや不安に執着せず前向きに生きる方法。

回答数回答 1
有り難し有り難し 4

初めまして。この度はお世話になります。
よろしくお願い致します。

プロフィールにも少し記載しましたが、仕事がうまくいかずに退職しました。
うまくいかないというのは具体的には、自分のやりたい看護と、施設側や、上司との方針が会わない。(理事長夫妻とその長男が重要ポストについており、理事長家族と同じ信仰宗教の上司と意見が全く合わず、やりたい看護が出来ない。パワハラで、次々と休職者が出ており、業務の皺寄せがくる)という事です。

また同時に、信頼し尽くしてきた相手に裏切られた(切羽詰まっていた様なのでお金を貸したら音信不通になった)。
という事が、先月末いっきにやってきて、正直、今とてもしんどいです。

今の私はそういう過去の巡り合わせに対する怒りや、自己嫌悪などの負の感情への執着から逃れたいのに逃れられず、なかなか前に勧めずにいます。

仕事に関しては、何度か転職をしていますが、自分に合う職場になかなか巡り合えない不安、また失敗したくないと慎重になりながらも早く仕事に就かなければ、という焦り。

人間関係に関しては、今後、これまでの様にまた他人を信頼し、手助け出来るだろうか。という気持ちと、自分の見る目が無かったのではないか、という自己嫌悪。

過去の負の感情に執着せず、未来を心配し過ぎず、今現在を感謝し、今を大切に生きる事が、自分を助ける方法だと思いつつ、なかなか前向きに気持ちを切り替える事が出来ません。
具体的には、どの様に行動したら良いでしょうか。
ご教授頂けると幸いです。
よろしくお願い致します。

2024年7月16日 15:49

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

のり 様 相談ありがとうございます。

まず、やりたい看護は何か、具体的にもっと自分で示して、それの出来るところの病院や施設を探してみましょう。あきらめる必要はないと思います。
でもその前に、自分を癒やしてますか?
仕事をただ休むのではなく、充分に心身ともに癒すことを考えていきましょう。
自分を癒やすこと、自分に思いやりを向けることを育てていきましょう。
一般的な話ですが、看護をされる方は、自分のことを後回しにして
自分のケアを疎かにしがちです。
のり様がどうかはわかりませんが、自分のことをまず癒す、自分に思いやりを向ける。そして今の自分に優しくしっかりと向き合うということが必要かと思います。

過去の負の出来事は、どうしても脅威として記憶に残り、怒りや自己嫌悪に陥ります。そんな時は、今、ここの自分の状態に気づき、しっかり癒やす。
[マインドフルネスなどの瞑想が有効です]

そして、心を沈静化して、安全安心を感じるようにして、穏やかさ、心の温かさを取り戻すようにします。そして心にエネルギーを溜め込むことを意識して、ある程度満たされたと感じたら、行動に移すようにすれば、未来の不安も軽減していくと思います。[ゆったりとした呼吸法と色々な慈悲の瞑想などが有効です]

自分に思いやりを向けるようになり、自分を寛容にみて、そして強い気持ちなどが湧いてくれば、勇気をもって前に進めていけると思います。
そうすれば、対人関係でも、出来ることと出来ないことをしっかり伝えられ、よい関係を築くことができるようになるでしょう。
参考にしてください。
一礼

追伸:お礼メッセージありがとうございました。自分を癒やすことが難しい時はどうぞ遠慮なくご相談ください。この度のご縁に感謝申し上げます。再礼

2024年7月16日 21:53
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有り難し
おきもち

個別相談可能
お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリング、コーチングなどで活動しています。 メールでの相談も受け付けています。hasunohaの回答後のフォローアップはメールで致しておりますので、メールでお問い合わせください。また面接でのカウンセリングセラピーをご希望の方もメールで連絡をお願いします。 honsyoji.sk@ddknet.ne.jp へどうぞ。
昼間は、ほとんど法務に出ておりますので、夜の応対になります。 できれば、事前にメールで相談内容を教えていただければ、スムーズなセッションになるように思います。 プライバシー、相談内容の守秘義務は遵守いたします。

質問者からのお礼

お忙しい中、ご助言頂きありがとうございます。
仰る通り、これまでは自分よりも仕事、他人を優先していた様に思います。
今は、仏様が下さった貴重な休養期間と捉え、まずは自分と向き合い、心とカラダを十分に癒して、次へ進むパワーを蓄えたいと思います。
ありがとうございました。

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