二次面接も通らない、でも前向きになりたい
今やるべきことをこなす、今に集中する、ということが仏教でも実用書でも説かれています。
しかし、タスクを次々にこなす生活がなんとなく嫌だと感じています。なんだか人生をロボットのように過ごしている気がします。
集中してしまうのが怖いです。
今に集中する、とはどういうことなのですか。
就活で落ち続け、頑張っても頑張っても二次面接すら通過しません。
先が長くて、乗り越える方法もわからず、お先真っ暗な状態でも、焦らず今に集中し、安心していていいのでしょうか。
どうやっても内定が出ない状況に、自信をすっかり失ってしまい、別の道を進むどころか生きることすらできないのではと深く信じてしまっています。
どうせ何をしてもダメだ、頑張るくらいなら怠惰に生きて死にたい、という気持ちを脱し、前向きに未来を信じるにはどうすればいいのでしょうか。
休養を取る段階は終わり、やる気を出して本気で向かわねばならない時が来たのだと思います。甘ったれた自分を、親の言葉に頼らず、健全に本気で頑張る自分に戻したい。
内定が出なかった時、死ぬ時期は決めました。最後の頑張り、なんとか報われて死なずにいたいです。
よろしければいろいろ教えてくださると嬉しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ネガティブな感情もあっていい
リル 様 相談ありがとうございます。
今に集中するとは、おそらく、自分を善悪などの判断せず、評価せず、ただ眺めることかと思います。
ロボットとは違います。ただ眺めるんですけど、ただ眺めるには、自分の感情を一旦手放さないとできません。手放すには、ネガティブな感情を否定せず受けとめて、その感情があってもいいと思えないと手放せないでしょう。ネガティブ感情を否定したり無視しても、またすぐその感情に襲われるからです。
受けとめ、葛藤なり、悩みなり、そんな感情を抱えている自分が実はとても大切なんだと思えて、そこに居続けてもいいと自分を認めた時、上手に手放せて、自分に思いやりを向けて眺めることが出来ると思います。
これが集中しているということだと私は解釈しております。
ネガティブな感情もポジティブな感情もあなたの一部にしかすぎません。
どんな感情にも意味があります。今は不確かで、ネガティブな感情が強いかもしれませんが、丸ごとすべての感情があなた自身ですしそんな感情のあるあなた全体が尊いのです。自分が丸ごと尊いと思って、出来ることから取り組んでみてください。
合掌礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。自分の価値が実感できなくても大丈夫です。どんなに宇宙が広くても、今そこでこの瞬間に息をしているのはあなたしか居ません。あなたは唯一無二の貴重な存在なのです。誰にも代われないあなた自身そのままが素晴らしいのです。そう思ってください。
この度のご縁に感謝申し上げます。またどうぞ遠慮なくご相談ください。再礼
妄想雑念に時間と体力を浪費しない
たとえば、ゴミ箱にゴミを入れるときに「今に集中」できていないと、ゴミ箱の外にゴミをこぼしてしまいます。
その場合に、床に落ちたゴミを一旦拾ってから、再びゴミ箱に入れる作業が発生するので、1回目で命中したときに比べて4倍くらいの時間と体力を浪費しているかもしれません。
また、どうせやらなきゃいけない作業なら、集中してスムーズに済ませてしまった方が、「今やろうかな?やっぱり後にしようかな?」と妄想雑念する時間を省けます。
長い人生、その積み重ねでかなり時間に余裕が出るかもしれませんね。
余った時間を勉強でも遊びでも睡眠でも有効利用すれば、結果的に人生が楽になるかも知れませんね。
追記
できないことがあるのなら、できる範囲の内容に妥協する道もあります。
就活の対象職種を変える方が良いかもしれませんね。
質問者からのお礼
お答えいただいて、ありがとうございます。
釋 孝修様
自分を大切に思うことで集中ができる、という考え方は初めて知りました。
今集中できないのは、自分の価値が実感できないからかもしれません。
願誉浄史様
やらないといけないことを、すぐにやることが良いとわかってはいますが、それがなかなか難しいです。色々と試すのですが、苦しくてすぐ手を離してしまいます。
人生を楽にしたいですが、できるまでには時間がかかりそうです。