もう若くないが、焦らず、確実に前進したい
お世話になります。
もう若くないが目標のある人間が、焦らず・しかし怠けず前進するにはどのような心持でいればいいか、アドバイスいただきたく、投稿いたしました。
私は30代半ばで文学研究を目指して大学院に入り、3年前に修士号を取りました。教授たちには、まだ40前だし、ぜひ海外の大学で博士号を取り、大学教員を目指すといいですよ、と激励いただいていました。私としても、アカデミックな環境は自分に合っていると感じたので、夢を膨らませていたのですが、ちょうどコロナ禍が重なってしまい、海外渡航などができない状態で留学のことなど考えられなかったのと、オンライン授業を受けながら、自宅で孤独に修士論文を執筆していたのでクタクタになっていました。何より、自分にとって大切だと思う研究テーマがそのときはまだ見えていなかったので、とりあえずはいったん働くことにし、今は色々な大学で非常勤講師をして稼ぎながら、勉強を続け、時々学会で研究発表をしたり、論文を書いたり、という生活をしています。
非常勤の仕事は、色々大変なこともあるのですが、この選択は良かったようで、学生たちとコミュニケーションを取りながら動き回る生活の中で、頭が柔らかくなって、いろんなことに興味が広がり、自分の考えたい研究テーマは何か、ということがようやく見えてきたところです。あとちょっと頑張って、海外で博士課程に進みたいと、素直に思うようになりました。
しかし、もう来年で40になりますので、非常勤をやりながら勉強をするのは、体力・気力的に結構厳しいものがあります。また、他の非常勤の先生から、「え、今から留学するの?今海外で暮らすのって大変だよ?」みたいに脅される(?)と、ビビります。また、両親が年老いていくのを見たり、私には、ずっと働いてない兄がいるのですが、その兄の姿を見ると、自分のしていることは、これで良いのだろうか、と思うことがあります。
時々、本当に疲れたときに、「このまま非常勤で気楽に暮らせばいいじゃん」みたいに自分でも思うことがあるのですが、今の状態がずっと続くのは嫌なのです。あともう一歩、進んで新しい世界を見たいのです。しかし、焦るとろくなことがないので、焦らず、しかし確実に(できればあまり疲れず)目標に向かって進んでいくためには、どんな気持ちでいたらいいでしょうか。ぜひアドバイスいただけると光栄です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
何かを始められない人は、辞めれない人
Ms.Academyさん
お悩み拝見させていただきました。
年齢が近いので、とても共感いたします。色々これからの人生を考える年齢ですよね。
それでなくても女の人生は色々考える事が多くあります。
特に30代40代は選択の連続。
周りと比べて焦りながらも、荒波の中を次々に選択して波乗りしてる感覚です。
それでも結局自分が納得する選択をし続けるしかないんですよね。
自分の人生の責任は、自分にしか取れないから。
その上で、これは一つの意見として聞いていただきたいのでが、
「何かを始められない人は、辞めれない人」
なのだそうです。
私はこの言葉をとても大事にしています。
とくに日本人は「辞められない人」が多いのだそう。
何かを始めた時に、すぐに辞めるのはダメなことだと思っている。
だから腰が重くなって、新しい事になかなかチャレンジ出来ないのです。
でも、やってみて違ったら別に辞めて良いと思いませんか?
やってみないと自分に合っているかどうかなんて誰にもわかりません。
もしご自身のチャレンジしたい気持ちが少しでもあるのなら、まずはやってみて、違ったらすぐ撤収!(笑)くらいの気楽な気持ちでやってみてはどうでしょうか?
私も英語は一切話せませんが、海外移住はずっと夢の一つです。
今はビビってるのですぐに行動にうつせそうにはないですが、虎視眈々と狙ってはいます。(笑)
もしこの先、自分が行ってみよう!と思うタイミングが、50代や60代なら、きっとその時がタイミングなのでしょう。
そうなった時は、私は叶えてあげると思います。
否定したり止めようとする人はいつでも「やってない人」です。
やっている人は絶対に「いいじゃん!」と言うものです。
何歳になっても新しい事にチャレンジする姿勢、とても素敵だと思いますよ(^^)
そんな生き方、沢山の人の希望になる生き方です。私は尊敬します。
「あともう一歩、進んで新しい世界を見たいのです。」
その言葉がとても力強く、全てが込められている気がしました(^^)
Ms.Academy さんの心が少しでも軽くなり温かい光に包まれるようお祈りしております。
南無阿弥陀仏。合掌。
質問者からのお礼
石森様
ご回答ありがとうございます!
とても丁寧に考えてくださって、光栄です。まさに選択の連続ですが、自分にとってのベストタイミングを自分で喜べる、自分で自分の味方でいられることが大切だなあと気づきました。
同年代の僧侶の方からのアドバイス、とても励みになります。ありがとうございます😊