前向きに生きるには
はじめまして。48歳独身、会社員です。
母と同居しています。〔父は去年の2月に癌で他界、まだ一周忌は済んでいません〕今年早々に、私自身にかなり進行した甲状腺癌がみつかり、現在手術に向け準備中。進行度はステージⅢ。そして今日、昨年末に受けた会社の健康診断で要再検査になっていた子宮体癌検査で、癌の疑いの判定を受けました。今は更に詳しい再再検査が行われています。結果は再来週に判明する予定。
こちらの癌は、甲状腺癌の遠隔転移ではなく、重複癌となるそうです。(同時に異なる癌に罹患すること)。
私は、男性社員に負けじと仕事を頑張り、誰よりも仕事をこなし、女性初の管理職を目指してきました。そしてそのことを結婚できない理由にしていただけだと今更ながら気付いてしまいました。そう気付いてからは、自分の人生は何も無く、ついていない人生を送ってしまったのだと、惨めで堪りません。
世の中、悪いことをしている人はたくさんいるのに、なぜ私が癌にかかったのだろう、何がいけなかったのかと自問し悔しい思いをしています。また、最愛の両親に孫を抱かせてあげられなかったことが悔やまれます。
これから、私の病気で母や姉に迷惑をかけると思うと一層、私なんか消えて無くなればいいのにと考えてしまいます。
何とか前向きに病気と向き合いたいのですが、惨めな考えに囚われてしまっています。母や姉を心配させず、前向きに毎日を送れるお考えをいただけたら幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたが、懸命に生きることに、何の迷惑がかかるのでしょうか。
そうですか。。。今、不安で堪らないですよね。
一生懸命に生きてきたのに、どうしてって、心が折れそうになりますよね。
結果や今後の治療を考えると、自分だけが、何かを奪われたようで、先が見えず時間が止まったように思えるでしょうね。。。
お父さまも、そうだったのでしょうかねぇ。
惨めな最後だったのでしょうか。
不安だったでしょうが、あなたや家族に囲まれて、安心の中で最期まで生き抜いてくださったのですよね。あなたは、お父さまの生き方を見てこられたことと思います。
今、これから先の奪われてしまうかもしれない現実に嘆きそうになるかもしれませんが、治療や生き方の選択がありますよ。
家族もいます。
あなたが、懸命に生きることに、何の迷惑がかかるのでしょうか。
大きな支えなのですよ。
家族にとっても、あなたの存在が◎
私も、あなたの背中をそっと押させてください。
みんなが、ついていますよ。
一度仕切り直ししてみて
拝読させて頂きました。
大切なお父様がお亡くなりになり、そしてあなたも病いにかかっておられて悲しみや不安な毎日を過ごしていらっしゃることわや読ませて頂きました。あなたがそのようにお考えなさるのも無理からぬことと思います。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
あなたは今までしっかりと一生懸命に生きていらしたと思いますよ、ですから決していけなかった訳でも無駄だった訳でもありません。
あなたはお仕事にもしっかりと取り組み、ご家族の皆さんのことも大切になさり今までもこれからも充実して生きていくのですからね。
病いについてはやはりかかることはあります。それには様々な原因が重なって起こるものですし、全ての人が病いになりますからね。
今先ずはあなた自身が一息しっかりと休みをとり病いを治療なさることに専念なさってみて下さいね。あなたの人生にとってこれからの時間や生き方もとても大切ですし、生き方や考え方を見直してみる機会にもなると思います。
またお父様にも合間合間にいつでもどこでも思い出しながら手を合わせて真心込めてご供養なさって下さいね。
お父様もご自分の人生を一生懸命に皆さんと一緒に充実して生き抜いていかれたのではないでしょうか。
今お父様は天寿を全うして心穏やかに安らかになられて沢山のご先祖様方々と一緒に円満にご成仏なさっていらっしゃることでしょう、そして今でもこれからもずっとあなたやご家族の皆さんを片時も忘れることなく優しく見守り続けて下さいます。
あなたは今でもお父様や沢山の方々に見守られて支えられて生きていらっしゃるのですからね。病いや仕事のことで辛い思いをすることはありますでしょうけどもどうぞ一度ゆっくり休んでみて仕切り直しなさってみて下さいね。
あなたが病いに向き合い治療なさっていかれ回復なさっていかれ、また新たな人生を皆さんと一緒に一生懸命に生き抜き、充実した毎日を過ごしていかれます様にとお父様やあなたのご先祖様方々に切に祈っております。
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azuma様
お返事をいただき誠にありがとうございました。
誰にも言えなかった私の後ろ向きな気持ちに対し、真摯にお受けいただき感謝しております。Azuma様のお優しいお言葉に涙が止まりませんでした。
少し心が軽くなりました。まずは自分を哀れることを止めるようにして、だんだんと前向きになれるよう気持ちを整えていきたいと思います。
中田三恵様
お返事をいただき誠にありがとうございました。
仰る通り、少しづつ気持ちを前向きに持っていき、病と向き合いたいと思います。また、私が前向きになることで家族の心の負担が軽くなるのだと気づけました。本当にありがとうございました。