娘の人生を生きてしまいます
私は幼い頃からクラスの人気者や立場の強い人への憧れが強く、高校生の娘にもそうあって欲しいと願ってしまいます。
娘の友人関係や学校での事など根掘り葉掘り聞いてしまい、勝手に一喜一憂しています。考えてみれば、私の嬉しい事も悲しい事も全て娘の事です。
過干渉、毒親、趣味や仕事に打ち込むべき、頭がヒマ、など全て頭ではわかりすぎるほどわかっています。
パートですが仕事もしています。それなりに趣味もあります。友達もいます。それでも娘軸で生きてしまいます。
本当は人気者である事など何の価値もない事だと思っています。それなのに、友達に囲まれてSNSで華やかにしてる事ような事に執着してしまいます。本当にばかばかしくて恥ずかしいです。
私は自分のトラウマを解消しない限り、娘を別人格だと認め、ありのままの娘を見守ってあげられる母になれないのでしょうか?
くだらない悩みですが、アドバイスをよろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
心を落ち着かせて、ありのままを
拝読させていただきました、慈陽院の平本と申します。
娘さんに執着してしまいお悩みになっているのですね。
まずさらんさんには、心を落ち着けて自分自身と向き合う時間をつくることが良いと思われます。
心というのは、乱れていると外界の出来事に対して歪んだ形で受け取ってしまいます。
そして外界の出来事を歪んで受け取ることで、自身に強い影響(嫉妬、コンプレックス、ひがみ、など)を与えてしまいます。
なのでまずは、外界の出来事を客観的に受け止める方法として「冷静な心、平常心」のつくり方を紹介いたします。
まず自然世界を五感で感じるようにします。
空が綺麗だな。風が気持ちいいな。木々や草花が綺麗だな。と感じるようにします。このときに考え込んだり、過去を思い出したりしないよう気をつけてください。
次に深呼吸を行い、呼吸の流れに意識を集中させながら1分から3分程度、ゆっくり吸って、ゆっくり吐いてみましょう。
感覚に意識を集中させると、少し落ち着く感じがつかめると思います。
毎日続けていくと、徐々に心が落ち着いていきます。
そして冷静な心、平常心をつかめると、実際に起っている現実を客観的に受け止めることができます。
友達に囲まれてのSNSの投稿に対して、自己顕示欲を満たす側面に気づくことができると思います。
目立っている人に憧れるのも自己顕示欲や支配欲を満たしたいという側面に気づくことができると思います。
そして自己顕示欲や支配欲は、いくら満たしても、さらなる欲求が生まれて自分自身の心を地獄に追い込んでしまいます。
心を落ち着かせて、あるがままの現実を見つめて、あるがままの自分を見つめて、人として本当に大事な事をみつけてみてはどうでしょうか。
人として本当に大事な事を見つけることができれば、きっと自分自身を受け入れることができると思います。
そして自分自身を受け入れることができれば、娘さんに対してもありのままを受けいれることができると思います。
またお悩みごとがありましたらご相談お待ちしております。