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死後空間について

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有り難し有り難し 18

初めまして。御質問させていただきます。

天国でも地獄でもない、
「無」の世界は存在するのでしょうか?

暗黒、無感、無音、無人、無物、無味、無臭。とにかく何も無い空間です。

二度と魂・霊は転生せず、消えて無くなる。

此処への逝き方、遺体、遺骨の処分方法について、「無」への行き方を教えていただきたいです。

自死(首吊り)、散骨(場所は海・業者に依頼)と考えております。葬式は挙げません。 どうでしょうか?御知恵をください。

藪遅く、お忙しい中、お手数お掛けしまして、すみません。
この様な事は、お坊様にしか御尋ね出来ません。
どうか、御回答、宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

hasunohaにようこそ

はじめまして。ご相談拝読しました。

あなたのおっしゃる「無」がどういうものなのかわからないところもあり、私とイメージにずれがあるかもしれませんが、仏教で「無」=「非存在」は「有」に対する矛盾概念として退けられます。
何かが有るとするのも、無いとするのも、一方的に極端に偏った誤りであるとするのですね。これを有無の二辺といい、これに対し仏教が目指すのは有るでもなく無いでもない中道です。辺は偏りで中道は真ん中です。

この有無を超えた絶対的なものは「〇〇である」とは表現できないのです。そう表現したとたん〇〇に偏ってしまうからです。だから有るでも「なく」、無いでも「ない」という様に否定形で表すことなになります。

まあ、難しいことはおいといても

>「無」への行き方

って矛盾してますよね?無に何かが行ったら有になってしまう。それは頭の中の考えの上でしか存在しないものです。
考えの上でしか無いものを求めても実際には得られません。これが人間の迷いです。自分の考えの範囲内でグルグルとさ迷ってしまう。

ということで、次は是非ともあなたがなぜ「無」を求めるのか、どうして消えてなくなりたいとまでお感じなのかをご相談ください。

あなたの悩みはあなたのものだから誰にもわかってもらえないと思うかもしれない。
でも、あなたがそのあなたの悩みに向き合えるように私たちは一緒に考えたいと思っています。

仏教で救われるというのは自分の思いが叶って救われるのではないのです。自分の思いが破れ、自分の在り方がひるがえる。すると世界が違って見えるのです。世界を見る目は私の目なのですから、私が変われば世界が変わるのです。

またいつでもお待ちしています。

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有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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質問者からのお礼

御回答ありがとうございます。

マニアックな質問ですので、何方からも御回答いただけないと思っておりました。御対応していただき、感謝致します。

仏教の考えが知れて良かったです。

貴重な御時間と御知恵をありがとうございました。

「死後の世界・死んだらどうなる」問答一覧

虫の知らせ

こんにちは、お世話になっております。 今回は私が過去に経験した不思議な体験について、お坊様方から見るとどのように感じるのか知りたく、投稿させていただきます。 1年ほど前の話となります。 私の家には父方の祖父母が買ってくれた、鮮やかな森の中を夫婦が寄り添って歩いている素敵な絵が飾ってあります。 ある日の夜、その絵が気になってみたところ、何となく男性が薄く見えました。 元よりほんの少し霊感のようなものがある私は、そのことを母に伝えようか迷ったのですが、気のせい。 気にし過ぎだと思ってその日は寝てしまいました。 ところが次の日、父に大事な話があると言われ聞いてみると、昨日の夜祖父が家で倒れ救急車で運ばれたとの事でした。 病院での検査の結果、祖父はガンにかかっていました。 前日の夜、夫婦の絵に違和感を感じたのは虫の知らせのようなものだったのでしょうか。 ちなみにその後祖父は約1年の闘病の末亡くなりました。 その間に一緒に散歩したり、旅行したりと沢山思い出を作ることが出来ました。 偶然と言われてしまえば、それまでではありますがこのような虫の知らせというものは、本当にあるのでしょうか。 よろしくお願いいたします。

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回答数回答 1

死について考えすぎる

昔から死や、明確でない死後の世界に対する恐怖心、不安感に襲われ日常生活でも情緒不安定な生活を度々してきました。 最近昔よりも少し大人になったためもっと複雑に考えてしまい苦しくなっています。 また私は小さな命を3度産む選択が出来なかった時があり 自分自身軽率な行動を取ってしまったために命を産むことが出来なかった。 その命は幸せに過ごして欲しい。 今一緒にいる3人の子ども達も幸せに過ごして欲しい。 死についての恐怖を抱いたまま大人になってほしくない。 でも私は死んだ後も地獄にいって苦しむかもしれない。 でも苦しいのや痛いのは嫌だ。と考えてしまいます。 今とても幸せなんだと感じながら生活しながらそれよりも死に対する恐怖心、不安感の方が強く楽しく日常生活を送ることが難しいです。 来世も人間になりたいと欲がありながら そんなことじゃ生まれ変われないかもしれないと思ってしまったりして 心が苦しいです。 この先死について考えることは無くならないと思いますが 今生きているこの瞬間をどうやったら恐怖心よりも楽しく幸せに過ごせるか、前向きに生きていくためにどうしたらいいか教えていただきたいです。

有り難し有り難し 2
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ