死後どうなるのか怖い回答受付中
お世話になっております。前回、死ぬ時の苦痛が怖いと質問させていただきましたが、もうひとつ死んだ後自分はさ迷うのか、地獄に行くのか、消滅するのか、あるいは霊界みたいなところに行くのか 等考えていると不安と恐怖にさいなまれます。別に悪い事はしていないので地獄行きはないと思いたいですが。私には子供がいませんので私の家系は私で完全に終わります。なので私を供養してくれる人もいません。なので現世をさ迷うのでしょうか?実際死んだら人間はどういう風になるのでしょうか?詳しく教えてください。信仰心はありますが100パーセントではなく30パーセントぐらい疑っているようなところがありますが、信仰心と死んだ後の処遇は関係性がありますでしょうか?
お坊さんからの回答 2件
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ご相談くださり、ありがとうございます。
死を考えるとき、誰にも答えを教えてもらえない不安に襲われるのは、決しておかしいことではありません。
むしろそれは、「自分の命を大切に見つめている証」であり、深い感受性の現れです。
仏教には様々な教えがありますが、浄土真宗ではとても明快に、こう説かれています。
「どんな人も、阿弥陀仏のはたらきによって、迷うことなく極楽浄土に生まれる」
それは、私たちの信心の強さや、どれだけ徳を積んだかではなく、「救われたい」「不安を和らげたい」と願うすべての人に向けられた、仏の無条件の慈悲です。
あなたが恐れておられる「さまよう」「地獄へ落ちる」といった不安は、多くの人が抱く自然な感情です。
けれど浄土真宗では、「そうした恐れを抱く人こそ、すでに仏に救われる縁に出会っている」と考えます。
また、供養してくれる家族がいなくても、阿弥陀仏はそのすべてを超えて、あなたの存在そのものを仏の国へと導いてくださる仏さまです。
信心が「100%ないと救われない」ということは一切ありません。疑いを抱いているあなたの心もまた、仏さまの救いの対象です。
むしろ、「本当に大丈夫なのか」と思いながらも、それでもどこかで「安らぎを願う心」こそが、仏教でいう“信”のはじまりなのです。
死後の世界が実際にあるかどうか、今の私たちに証明することはできません。
けれど私は、こう思うのです。
人がこの世で苦しみながらも、懸命に生きてきたその先が、ただ“無”であるはずはない。
それよりも、すべての苦しみや悩みを抱えたままの私たちが、最後にたどり着くのが「極楽浄土」という安らぎの世界であると信じる方が、人生はどれほど救われることでしょうか。
だから、どうか心配しすぎないでください。
あなたの人生も、あなたの死も、仏さまの光に照らされて、必ず守られています。
疑いがあっても、怖くても「どうか迷わず往かせてください」と手を合わせるだけで、
その願いはすでに仏の心に届いているのです。
どうか穏やかな気持ちで、今日という一日を大切にお過ごしください。
安心なさって下さい
拝読させて頂きました。
あなたは自分が死んでしまった後どうなってしまうのかと不安や恐れを抱いているのですね。以前のご質問からの続きでもありますのであなたがそう思ってしまうのもとてもわかるように感じます。お気持ち心よりお察しします。
そうですね死ぬのも怖いですし、その後どうなってしまうかと思うと余計に怖くなってしまいますよね。そう思い悩んでしまうのは決してあなただけではありません、多くの方が不安に思っているのです。
あなたがそう思うのであれば仏様や神様やご先祖様にどうかお救いなさって下さいと心からお願いなさって下さい。
「南無阿弥陀仏」(なむあみだぶつ)という言葉があります。南無は「お願いします」という意味です、阿弥陀とは「無限の光や無限の命」という意味の言葉です。ですから「南無阿弥陀仏」とは「無限の光・無限の命を持った仏様どうかお願いします、どうかお救い下さい」という意味の言葉です。
「南無阿弥陀仏」と心からおとなえし仏様お救い下さいと願う方を仏様はお救いになさって下さいます。仏さまのお浄土である極楽浄土にお導きなさって下さいます。先に往かれた親しい方やご先祖様が優しくお迎えなさって下さいます。そして再会を喜び合うことでしょう。
ですからどうかご安心なさって下さい。仏様や神様やご先祖様を信じて下さい。
あなたが与えられた命をしっかりと生き抜いていかれます様に、天寿全うなさった時には必ず仏様や神様がお導きなさって下さいます様に、親しい方やご先祖様があなたをあたたくお迎えなさり、仏様の極楽浄土に往生なさいます様に切に仏様や神様やご先祖様に祈っております。至心合掌 南無阿弥陀仏