子供が欲しい
子供に先天性の異常が見つかり、それでも育てたいという思いが強かったのですが、子供の将来を考え夫婦で話し合った結果、泣く泣く中絶を選択し子供を空へ帰した者です。
子供との別れが辛く何度も泣いたり悲しくもなりましたが、一旦空へ帰して元気に治して貰ったらまた戻ってきてくれると言う希望を抱いて気持ちを前向きに考えようとしています。そして心と身体が落ち着いたら、またお空の子に戻ってきて欲しいと思っています。
しかし最近考え続けて悩む事があり、将来また子供を欲しいと考えた時、急な産休に入る事になり迷惑をかけてしまったにも関わらず、産休明け暫くしてからまた子供を望んでしまっても良いのか。今後妊娠した際、またもし何かあった際職場に同じ様な迷惑をかけてしまうかもしれない。でもそう思うにも関わらず、1番は自分の将来の為に子供を望んでしまう気持ちが強く、どうしようもない気持ちになってしまいます。こう思う事自体が母として失格だし、そんな弱い気持ちなら子供を作らない方が良いとも思うのですが、赤ちゃんをどうしても欲しい、可能ならお空の赤ちゃんがまた戻ってきて欲しいと思うのです。
仕事は続けたいのですが、子供を作る事で職場の方々への不安を感じているのですが、この気持ちどうしたらよいでしょうか。
まとまりの無い文章で申し訳ありませんが、どうかご回答宜しくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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事実は事実としてこれからも
ご相談拝読しました。中絶の決断はお辛かったですね。ご夫婦で支え合いながらゆっくりと身心の回復をしてください。
さて、中絶の決断については夫婦の判断ですから私がとやかく言えることではないのですが、
>一旦空へ帰して元気に治して貰ったらまた戻ってきてくれる
との受け止め方には少し心配な点があります。もしも今度授かる子がいたならば、その子は誕生できなかった子の代わりではありませんし、誕生できなかった子も授かる子のために存在したわけではありません。二つの命はそれぞれかけがえのない唯一無二の存在です。
そのことはごまかさずにしっかりとご夫婦で受け止めなければならないのではないでしょうか。もしまた授かったから過去の中絶がなかったことになったりするわけではないのです。どんな考え方をしようと、その事実はこれからもご夫婦に問いかけてくるはずです。事実と事実として受け止める勇気を持ちましょう。考え方で事実はカバーできるものではないのです。
あなたが子を望む気持ちは自然なものです。「〇〇だから」と理由を考えると不純な気もしてきてしまうかもしれませんが、本来はそのように考えること以前の自然な願いとしてある気持ちではないでしょうか。
母として失格と言われますが、母と子の誕生は同時です。子の誕生によってあなたは母として誕生するのです。そして母として子を育て、子によって母として育てられる。
今からあれこれ考えると不安でしょうが、かならずや生まれてくるその子こそがあなたを母として強くしてくれるはずです。
以前のいのちが戻ってくるわけではありません。どうかそのいのちの終わりにはこれからもきちんと手を合わせていってください。
そしてもしも新たないのちが誕生したならば、あなたのその温もりある手で包んであげてください。
今お感じの不安も母として誕生するための準備です。準備は大切でしょう?その気持ちも大切なのです。
あなたが不安を大切に抱えられたら、いつかお子様が不安になった時、「その不安を否定しなくていいんだよ」と伝えられるかもしれませんね。
質問者からのお礼
ご回答頂きありがとうございました。
亡くしてしまった子供にまた戻ってきて欲しい気持ちが強かったのですが、それぞれが違う命で同じ存在としては考えていけないと思いました。
不安な気持ちも母としての準備、その
言葉に少し気持ちが落ち着きました。暖かいお言葉ありがとうございます。
お空にいる我が子に私達のもとに来てくれたことに毎日感謝しながらお祈りを続けていこうと思います。