86歳高齢母との向き合い方
私は一人っ子で、父は30年以上前に亡くなりました。
母は4年程前から認知症になり、要介護1で独居が難しくなり、1ヶ月程前から見守り付きのアパートへ入居しました。
母は身の回りの事が殆ど出来ず、自分が体調不良でもわかりません。デイサービスのスタッフさんが気がついて、その度に私が呼び出されて病院です。
色々悪いところもあり手術とも思いましたが、高齢のこともあり、点滴です。
これ以上良くなる事はないと思うので、現状維持で一日一日無事に過ごしてほしいと思う時もあれば、これからどうなるのかとても不安になる時もあれば、あー面倒臭い ぴんコロでと考えてしまう時もあります。
毎日、ある事ない事色々考えすぎて自分がとても嫌になってしまいます。
どうすればいいのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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起きていない出来事を思うと・・不安になります。
初めまして、今日は。
起きていない出来事や、未来をふと・・思うと、それが不安になり心配になります。そしてそれが、恐怖にもなってしまいます。
私たちの身体には、様々なものと繋がっています。何百年と繋がるご先祖様や、父母の願いや想いが込められて、誰かの為に・・そして私たちも、誰かを必要として、過去に生きず、未来でもない、二度とないこの今と言う瞬間を生きています。
父が居て、母が居て・・今のあなたがここに居ます。生まれて来たのには理由があります。その答えはすぐにはわからないのです。私は、様々これでもか・・と何度も、何度も嫌になるほど、難儀する出来事を与えられました。一度は自ら命を絶とうとした者です。神も仏もない・・と絶望の底に居ましたが、今は仏の弟子となりました。そして、ポツリ、ポツリ・・と時空を超えて答えが現れて来ました。
人生とは冒険旅行だと思います。生きていることは大変で、難儀する事ばかりでたまに・・善き事が訪れます。それだから”有難み”を身をもって体験出来るのです。
お母さまの介護などでとても苦労されていますよね?大切な何か・・気づきを与えていると思いませんか?
過去に生きず、未来でもない、二度とないこの今を生きて!と、亡き彼女から良く言われていました。その通りだと思います。今日と言う日は・・予習も復習も出来ません。今しかないのです。ご縁があり、この家族と共に歩んで来たのです。あなたを育ててくれたお母さんです。介護は言い表せない大変さがありますが、あなたが小さい頃、お母さまもあなたを必死に育ててくれたから・・今があるのです。
辛い時も、苦しい時も、留まりません。火鳴らす時と同じく動き出します。苦しい時だからこそ、笑顔を忘れないでください。生きている全てが必ず彼岸(あのよ)にたどり付きます。限られた時間、周りに心を奪われたりとらわれたりせずに・・あなたらしく二度とない日々を過ごして見ませんか?思考を変えればきっと、目の前に写る全てが違って見えて来ます。
人生も、運命も、自分自身もいつでもリスタートが出来、いくらでも変えられます。
いつでも苦しくなったり、辛い時はここに来てください。
あなたらしく、人生と言う冒険旅行を仕合せに歩めますように、心からお祈り致しております。
合掌
質問者からのお礼
永寛様
こんな私の拙い質問にお答えいただきありがとうございます。涙が止まりませんでした。
考え方次第ですね。
母と会う時は、なるべく笑顔でいられるように、自分自身の人生の旅行を楽しめるように一日一日を頑張って生きていきます。
又悩みを聞いていただけたらありがたいです。
本当にありがとうございました。