母の介護、看取りについて私の迷い
相談というよりは、今の私の思いを聞いて頂きたく、書かせて頂きました。
入院中の母に対して、折角同居したのに、同居したという事で世間的に親孝行したと思い、環境が変わった母に寄り添わなかった。時間は作れたのに母との会話が少なかった。入院する少し前、母の表情から笑顔があまりないと感じたのに、それでも私の思い遣りのなさに気がつきませんでした。
去年一度母が入院して、退院後同居を始めましたが元気になり、まだまだ大丈夫と思ってしまいました。でも、今回の緊急入院で初めて母とも別れが来るんだと呆れますが気がつきました。
口から食べれなく、今は鼻と首の点滴で栄養を入れています。
今、病院全体が面会禁止で、2月初めに会った時は顔色も良く、話し方もしっかりしていて、認知もほとんどありません。でもそれから1ヶ月経っていて、その状態が続いているかはわかりません。
病院側から食べる事ができず高齢のため、家で今付けている点滴を外し、静かに看取る方が自然かも、と言われました。そうすると10日ほどしか生きられないそうです。
母に状態をはっきりと話しました。
母は点滴を付けたまま転院したいとしっかりとした口調で決めました。
点滴を付けていたら徐々に弱っていくけど、何ヶ月かは持つでしょう。母は強く、とても優しい人です。きっと私を思い、迷惑をかけたくないと思ってくれての決断です。
転院しても面会はあまりできないかもしれない。それでも生きていてくれたら、会えて話しができる、手を握れる。
ただ、今医師から胃瘻の提案があり、それならもっと生きられ、家に帰れるとの事。
でも在宅で胃瘻となると私は離職。自分勝手ですが、私から今の職場を取る事は考えられない。周りからは、辞めてもまた新しい所が見つかる、趣味をしたら良い、そう言われるけど、年齢的にも今より居心地が良い職場を探すのは困難だとわかっています。
後悔のないように介護してあげて、と言われますが、胃瘻をしない、家で看取らず転院を選択する事は、母を大切で失いたくないと言っている私と矛盾していますか。
子供が胃瘻しないといけない状況になれば迷わず選択して、仕事も辞めます。母が胃瘻をして以前のようになるなら決めます。
でもそれは不可能だから。親不孝ですか。薄情ですか。きっとこの選択を後悔するのでしょう。でも胃瘻を選び、家で介護、看取りの選択に迷っています。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
どのような生き方であっても、お母さんを愛していきましょう。
同居をして、家で介護をするって、実際には大変なことです。あなたが同居を望まれたことは、覚悟あってのことですし、あなたなりに生活と両立をしながらも、サポートをしてこられたのも事実。立派だと思いますよ。
それでも、手厚い介護は付きっきりになり、あなたの心身は疲弊していたことでしょう。
何をしたら親孝行なのか。どこまでのことが出来たら納得なのか。想いは尽きませんよね。
退院して在宅での看取りは、他にも同居家族がいたら安心ですし、仕事をしながらの生活では、訪問看護やヘルパーの利用も必要かなと思います。
胃ろうは延命治療でもありますね。胃ろうで、どれだけ永らえるのか。
一番望ましい選択はないのかもしれません。どれも、大切な人を想うから、悩むのですものね。
どのような生き方であっても、お母さんを愛していきましょう。これからも親子に変わりはありませんよ。
質問者からのお礼
中田三恵様
早々にご回答を頂き、ありがとうございました。
いつも優しいお言葉に心が穏やかになります。
お礼が遅くなり、申し訳ありませんでした。病院から連絡があれば状況が変わるはずで、それを待っていましたが、連絡はなく、ご報告できる事がないままですが、お礼だけ先に書かせて頂きます。
ご回答の中の、
どこまでのことが出来たら納得なのか。
胃瘻でどれだけ永らえるのか。
一番望ましい選択はないのかもしれない。
本当にそうなんです、と何度も読んでは、そばにいて、寄り添ってもらい、優しく言葉をかけてもらっているような、そんな感じになりました。
私が、母の決断を医師に伝えると、転院へと動きます。
私が何も言わず病院からの連絡を待っていると、母の命は一日一日と細くだけど延びてくれるでしょう。でも、近いうちに連絡はあるはず。
今、私はどう動いて良いのかわからず、ただじっと止まったままです。
仕事があるから、仕事の時だけは、動けるけど、帰宅後や休日は、身体が重く動けません。
身内が母だけになったからか、いつも母がどんな時もいてくれたからか、辛い事があっても、母を最期まで見るのは私だけだ、という思いがあったから、今まで頑張ってこれたのに。
お礼を書くつもりが弱音を吐いてしまいました。
いつも同じ言葉しか言えませんが、寄り添って頂き感謝致します。
貴方様の言葉は、今の私の支えです。
また、状況が変わりましたら、ご報告させて下さい。