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喧嘩をしてからの距離感が掴めない

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有り難し有り難し 6

以前友人と喧嘩をしたと相談させていただいた者です。
喧嘩の詳細は今回は省かせていただきますが、落ち着きはしたものの、仲直りしたわけでもなく縁を切ったわけでもない曖昧な関係ままでいます。

我々は共通の趣味を持ち、他の友人たちとその趣味の予定を立てていたため、それらのためにある程度距離を保ちながら関わりを持ち続けています。というか、その趣味のために喧嘩についての話は一切せずに曖昧な状態になったとも言えます。

ですが、その状態が正直とてもしんどいです。
すごく気を使ってその友人と話すため、いつもの数倍は神経を使います。友人はまるでいつもの調子で話すのですが(前からそれがやたら得意な子なんです)、真意がまるでわからないため、どれくらいの距離感でいればいいのかをいつも模索しています。趣味の最中はこれまでのテンションで話す瞬間も確かにあるのですが、それ以外では現状関わりを持っていません。

私も友人に酷い言葉を言われたため、そう簡単に元通りは無理だと距離を置いていたのですが、やっぱり仲直りしたい気持ちが強く、あまりそっけない態度でいられないのです。
ですが向こうは苦手や嫌いを隠すのが本当に上手な子で、真意が全く見えないため、悶々としています。向こうにも仲直りの意志はあるのか?それともその気はないのか?どちらとも取れるような態度で困ってしまいます。

ここは相手にまた話せないかと連絡してみるべきなのか、今後の自然の成り行きに任せるべきなのか悩んでいます。
何より喧嘩時に「近寄らないで」に近い言葉を言われたことがずっと引っかかっていて、また拒絶されるのが怖いです。けれど、あの言葉を言った時の彼女は不安定だったから、今は本心ではないのかもしれないとも期待してしまいます。

友人に話そう、と言ってみてもいいのでしょうか。それとも自然の成り行きに任せるべきなんでしょうか。
また、酷い言葉を言われて許せない気持ち、仲直りしたい気持ち、拒絶される恐怖、相手への期待、これらのごちゃごちゃした感情を沈めるための心構えなどありましたらご教授願いたいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人生の主人公(あなた)に問いかけて見てください

初めまして、今晩は。

心からの悩みを拝見致しました。売り言葉に買い言葉・・という言葉がある通り、怒りとは連鎖をし、その場所にある穏やかなものを奪ってしまうのです。そして、自分自身も見失ってしまいます。想っても居ない言葉を言ってしまう事もあります。

人の噂も七十五日・・と言う通り、喧嘩をした事も時が立てばそんな事があったな・・と相手は思っているかもしれません。自然の成り行きに任せるよりも・・

そのお友達と、仲直りをしてわだかまりを払拭しスッキリ!したいのであるなら、チョットの勇気を出して見るのは如何でしょうか?心にためて置かないことが大切だと思います。起きてない出来事を想うから不安になり、心配になります。過去を想うより・・今を過ごしませんか?

時には素直に謝る事も大切です。そして・・その結果、ご縁があれば繋がって行きますが、例えご縁がなくても”別れがあるから、新たな出会いがある”ことを忘れないでください。

一つの事に執着をしたまま・・時間は過ぎ去っていきます。過去でもない、未来でもない、私たちは今と言うこの二度とない瞬間に生きています。せっかく、与えて頂いた人生です。人生も、運命も、自分自身もいくらでも変えられます。私は人生を冒険旅行だと思っています。視野を広げ、思考を変え枠にはまらずに、心を捕らわれたり奪われたりせずに・・

あなたには、あなたのよさがあるのです。あなたらしく人生と言う冒険旅行を仕合せに歩めますように、心からお祈り致しております。

合掌

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永寛
皆様、初めまして。ストレスの多い現代・・お寺とはご葬儀や法事のみではなく、...
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質問者からのお礼

ご回答いただきありがとうございます。

何度も読み返してしまいました。
「あなたには、あなたのよさがある」
喧嘩の際に自分が正しいと思っていた価値観を否定され傷付いたし、以降ずっと自分を責めていた気がしたので、すごく、心に沁みた言葉でした。
私には私の良さがある。それを自分自身で認めて胸を張れるようにならないとですね。

まだ勇気が足りないけれど、いずれ覚悟を決めて、友人に話をもちかけてみたいと思います。
それでだめだったら、本当にここまでの縁だったのだと、きっとこの先もっと良い出会いがあるのだと、そう思っていかなければならないと思いました。
頑張ります。

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