性被害に遭い、トラウマに苦しんでいます
社会人1年目の夏、私は職場の近くで強制わいせつをされました。
駅の近くで1人で立っていた時のことです。70代の人の良さそうな男性に道を聞かれ、私もわからなかったのですが親切心から、アプリを使って説明しました。
長くなってしまうのと特定をされてしまう恐れがあるので詳しくは割愛させていただきますが、その男性に多目的トイレに連れ込まれ、強制わいせつをされました。
当時は自分が性犯罪の対象にされるなんて思っても見なかったし、状況がうまく理解できず、泣き寝入りしてしまいました。
しかし、半年が過ぎた頃なのですが、だんだん自分が受けたのは性犯罪、性暴力だと理解しました。
そしてインターネットで検索したら、犯人が別の強制わいせつで逮捕されていること、再犯であり他にも複数の被害者がいることを知りました。
それをきっかけに警察署へ行き相談したのですが、唾液などの物的証拠がないこと、防犯カメラの映像の保存期限が過ぎていたことから被害届を出させてもらえませんでした。
被害を受けたのは本当なのに、なす術がなく泣き寝入りし続けるしかないのです。
被害のことを彼氏は知っていますが、親はショックを与えてしまうのが嫌なので知りません。傷つく顔が見たくないのです。一生言うつもりはありません。
騙されてこんな被害に遭って、支えてくれる彼氏にも今まで育ててくれた親にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
自分が汚い、汚されてしまったと感じて消えたくなることもありますが、彼氏や家族が悲しむので死にたくありません。
現在、体調を崩しており仕事にも行けず、職場にも迷惑をかけており、二重に自己嫌悪に陥っています。
何かお言葉を頂けましたらありがたいです。
よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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その苦しみをどんどん吐き出して
初めまして。
大変なお悲しみのことと存じます。文面からはあなたの無念さと、どうしようもない苦しさが伝わってきます
あなたをこんな目に遭わせた不逞の輩を、八つ裂きにしてやりたい程です。人の親切心を利用した所業の報いはきっとこの男を苦しめ続けるでしょう。ただどのように言葉を尽くして罵ってみても、あなたの悲しみは埋められない。あなたもお分かりのように、「汚された」と思うあなたの悲痛の絶望にこそ問題の中心があるからです。
女性の被害による絶望を描いた映画に「あなたになら言える秘密のこと」があります。絶望という言葉でさえ表現しきれない、果てしない虚無虚脱が続く日常とそこからの再生を描いています。私はこの作品から、底知れない闇を抱えた人の深い寂寥感を感じずにはおれませんでした。
「現在、体調を崩しており仕事にも行けず」とのこと。本来なら仕事に行くべきとお考えになられるほど、お気持ちがついていかないことを実感されているのでしょう。焦燥感とも相まって、本当にお辛いでしょう。でも、やはり無理はいけません。マイペースを当面は維持するしかないと思います。
不幸中にも関わらずあなたにとって幸いなのは彼氏さんの存在でしょう。ご両親に言えないのは仕方がないかもしれません。しかし、自分のどうしようもない苦しみと秘密をともにになってくれる人と出会えて本当に良かったですね。
重々お分かりのこととは思いますが、できるだけ溜め込まずに何でも話すようにしたほうがいいと思います。小さな溜め込みの積み重ねが、お二人の心の乖離にもつながりましょう。また、彼氏さんも負担になって言い難い時もありましょう。そんな時は、どうぞこちらでもいいですし、様々な援助団体を頼りましょう。
一人で抱え込まないで、みんなで分担して抱えるようにしていきましょう。
辛いと感じたら、当方、或いはこのハスノハのお坊さんにご相談ください。
あなたの心の安らぎと幸せを願って。
質問者からのお礼
お礼が大変遅くなり申し訳ありません。
その後、鬱症状とptsdで入院し、投薬治療やカウンセリングを受けておりました。
現在はお陰様で、被害のことを思い出すことはかなり少なくなり自分でも驚くほど元の生活を送れています。
当時、釋悠水様のお言葉をいただき気持ちが楽になりました。
本当にありがとうございました。