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納得するまで答えを追及してしまう

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有り難し有り難し 7

私は疑問や不安が浮かぶと、それに納得がいく答えが出るまで考え続けてしまいます。

それがとても辛いです。例えば最近も質問させて頂いた、震災の事や子供の事など…。考える事は良い事かもしれませんが、納得いく答えが自分の中で出るまで、モヤモヤ悶々と考え続けてしまいます…。心と頭が疲弊するので、建設的ではありません。その為に時間を割きすぎて、他の大切な事を見逃しています。

「答えが無いという事が答えである」「完璧な答えを追い求める必要などない」「曖昧でいい」「物事には必ずしも完璧な答えはない」など、切り替える為のお言葉を頂きたいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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1+1=□ と ◯+△=2 の違い

先生から教わった通りに課題を解決する術を学ぶのを【学習】という。
一方、見つけた課題をどこまでも追求していくことを【学問】という。
学習も学問も勉強ですが、問題の答えを習うのと、答えから問題を研究していくのとでは、まるで方向が違いますよね。

「問いを学ぶ」「問いに学ぶ」という事は、単純に正解を出す、結論づけるのではなく、課題を深めていこうとする営みです。答えはひとつとは限らない、また、出した結論はそれがベストだとは限らない。

たしかに、単純な計算問題のように、正解がスパッと出ない思考は苦しいときもありますが、まぁそう結論を慌てずに、課題にじっくりゆっくりと向き合い、学問を楽しんで下さい。

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質問者からのお礼

ありがとうございました。

あまり重く考えすぎず、じっくりと学問を楽しみたいと思います。

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