人によって寿命の差があるのはなぜか
家族を亡くしてから、もやもやとした気持ちが取れません。
100歳過ぎまで生きられる人と、早く亡くなってしまう人との違いが判りません。
なぜ差があるのだろう(差がありすぎる)と考えてしまいます。
考えても仕方のないことなのに、真剣に考えます。
テレビに100歳ぐらいの人が出てくると、なぜ人は平等に寿命を迎えられないのだろうと考えます。
持って行きようのない考えにとらわれてしまいます。
どうしてもやもやしてしまいます。
なぜ老人のほうが先ではないのかと、関係ない他人を恨んだりしてしまいます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
違った視点から
少し角度を変えた視点から。
この世に意味があって誕生し、それぞれの人間関係の中で生きて、さまざまな経験をするのが人生だと思います。
ゆえに、今回の人生には、それに関わる人たちも含め、自分のすべきこと体験すべきことがあると思います。
その意味(使命、すべき事)が終われば、人生は長短関係なく終わると思います。
「人」というくくりは幻
ご質問の内容は、「同じ人間同士なのに」という前提で考えるから起きる疑念かもしれません。
「人」というカテゴリー分類は、概念上の仮の区分であり、幻みたいなものです。
実際は、一匹一匹の生きものが別々です。
あなたという生き物、私という生き物がいて、たまたまどちらも同じ言語で会話できるから問答できるだけで、それを「同じ人間」と一括りにする必要はないわけです。
もともと一匹一匹が別々の、バラバラの個性をもつ者達ですから、寿命もバラバラなのは自然なことなのですね。
「同じ脊椎動物なのなのに、なぜマグロは地上で歩けないのだろう」と考えても仕方ないのと同じです。
質問者からのお礼
ご回答いただきありがとうございます。
まだまだいろいろなことを考えてしまいます。
なぜだろうという気持ちが取れません。
気が付くと落ち込んでいます。
納得いくまで時間がかかると思いますが、こればかりは仕方がないことなのかもしれないと思いました。