過去に中絶、親になれるか
こんにちは。
わたしは23歳です。25歳の夫と結婚して三年になります。
わたしは19歳の時に望まぬ妊娠をし、中絶しました。
本当に勝手ですが、現在妊娠を望んでいます。
ですが、二年もの間、全く授かることができません。
わたしはカトリック信者なのですが、神がわたしは母になる資格がないと仰っているのではないかと思い、辛いです。
もちろん一番辛かったのはわたしの勝手な行動により殺された赤ちゃんだとわかっています。
1度赤ちゃんを殺したわたしが母になることを許していただくにはどうすべきでしょうか。
現在カトリック信者ですが、最近改めて勉強をし直し、改宗したいと考えておりこちらに相談させていただきました。
お忙しいとは思いますがよろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
懺悔とは、心から悔い、改めること
カトリック信者でしたら、懺悔という概念はもちろんご存知かと思います。
「悔い、改めること」
悔いるというのは、文字通り過去の過ちを後悔....反省すること
改める、というのは反省することにより、これからの生き方を正しく改めることです。
イエス・キリストや、彼に懺悔をといた洗礼者ヨハネは過去の行いを完全に「許す」わけはなく、しかし頭から非難もせず、生まれの境遇や行いを「悔いる」人間を尊重し、「改めさせる」ことにより救いがあると説いた、といいます。
僕はもちろん仏教徒ですが、こういった考えは参考になります。子供をおろしてしまったということは決して許されることではありません。一生ついてまわることだと思います。
しかし、過去は消せない、消せないからこそ「悔いる」ということは大事なのです。消してしまえる過去になんて教訓はありません。
失ってしまった子供ことを忘れず、悔いて、行動を改めれば、罪は許されないとしてもあなたの人生にとっての価値はゼロではないとおもいます。ただ、やはり僕は安易な中絶に関しては憤りも覚えますし、決して許すことはできません。
もしあなたが改宗を考え、失った子供に対して心から悔いる気持ちがあるならば、水子供養をしてください。水子さんは新たな子に嫉妬するといいますから。ただ、これはお祓いをしろ、というわけではありません。
自分の気持ちに区切りをつけて悔い改めれば、周りの環境も変わってきます。そのきっかけとして、失った子供に心からお祈りしてみてください。
あなたにその心があれば、必ずあなたはいいお母さんになれます。
僕はそう祈っています。
質問者からのお礼
お忙しいなか、ご回答していただきありがとうございます。厳しくもお優しいご意見、大変ためになりました。自分を見つめなおし、水子供養にも行こうと思います。