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不思議な事

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昨年、3月に母を亡くしました。長年、母と2人で暮らしていました。私は3人兄弟の末で独身です。父とは13歳で死別していることも有り結婚も考えた事は何度も有りましたが縁が無く今に至ります。母は亡くなる2ヶ月前まで普通に生活しており88歳でしたが電車を乗り継ぎ趣味の日本画教室にも通っていました。高齢にしては入院して1ヶ月ほどで嵐の様に人生の幕引きをしてしまったので悲しく辛い日々が今も続いています。入院した際は姉に、私の事が心配だと言っていたようです。昨年末より遺品整理を始め、昭和一桁生まれで幼少期に戦争経験しているせいで、何でも捨てれない世代ですので本当に沢山遺品がありました。大きめのダンボール20箱近くあった遺品は、全て半年近くかけて宅急便にて供養に出し、大量の絵の道具も梱包し習っていた先生に託しました。遺品整理をしている時にとても不思議な事がありました。大量にあった写真は全てスマホで撮影し、供養に出そうとダンボールに入れる際、何気に全て写真を抜き取っていたアルバムを開くとまだ供養に出さないと決めていた昔の母と幼少の私の写真がアルバムの最後にあったり。泣きながら遺品整理をしていると、母の自画像の絵が2日間に分けて別々の部屋の説明がつかないような場所から出て来たり。昨日は、既に整理し終えて供養には出さない誕生日カードを再度整理しようと作業していたら、何十枚とあったカードも全て整理が終わった!と思っていたら、まだ1枚があり開けてみたら、私が30年前の母の日に母宛にあげたカードで中に3万円がそのまま入っていて、文章には、「ママ、いつもありがとう!これで何か好きな物買ってね。私は今、この先が何でか不安で仕方ない日々を送ってます」と。3日後は、私の誕生日です。母は毎年、私の誕生日の数日前、まさに今の時期になるとカードと3万円をプレゼントしてくれていました。このタイミングで私が30年前に母にあげた3万円が母から私への誕生日プレゼントみたいで号泣しました。そのカードに書いてある文章は、今の私の気持ちそのものです。30年前、生きている母に対して「不安な日々を送ってます」なんて何故書いたのだろう?今、母宛に書くならまだしも。長くなりましたが、私は母がいつも側にいてくれていると思っていますが、本当に霊というものはあるのでしょうか?お教え頂きます様どうぞよろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

いつもお母さまはそこにいます。

昨年亡くなられたお母さまも、1周忌を過ぎ、コロビさんも徐々に落ち着かれたようですね。改めてお母さまのご冥福をお祈りいたします。

さて、たくさんの思い出があり、遺品としてもたくさん残っているようで、その整理も大変かと思います。
又、コロビさんにとってはタイミングよく、不思議なことがたくさんあったようですね。
霊の存在は否定しません。意識も継続中ですから、常にお母さまはコロビさんをご覧になっておられることでしょう。何も心配することはありません。
ただ、不思議な出来事が霊の仕業とは考えない方がいいです。お母さまはたしかに肉体からは離れましたが、だからと言って直接、物質に変化を与えることは(移動など)は考えない方がいいでしょう。

今回の様々な、コロビさんにとっての不思議な出来事には、コロビさんの行動に大きく関わっているものと思います。例えば整理したつもりが残っていたとか、思い違いの中でのことであるとか。これでは、夢も希望もなくなり、悲しくなってしまうかもしれませんが、決してコロビさんを否定する訳ではありませんが、お母さまはもう少し違う次元で、コロビさんをサポートしているということです。

霊の存在、霊に対しての捉え方、色々あるかもしれませんが、自分の都合によっての捉え方をしない方がいいという意味です。
何故なら、不都合が起きたり、調子が悪くなったり、マイナスの原因を霊のせいにしてしまうからです。

でも、安心してください。常にお母さまはコロビさんが思えば、その瞬間そこにおられますので、これからもお母さまと共に楽しく暮らしてください。コロビさんの前向きな姿勢と、笑顔と楽しく暮らしていることが最大の供養であり、お母さまが喜ぶことです。

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日蓮宗のお寺で、名古屋市南区にあります。 ”お寺は生きている人のためにも...
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質問者からのお礼

お忙しい中、心温まるお言葉の数々を頂き感謝いたします。「前向きに笑顔で」それが一番、母への供養になるとは思いながらも日々涙している自分がいます。しかし、泣いてばかりはいられず、今は遺品整理をする事で悲しみを乗り越えようと頑張っております。時が解決してくれると思いますが、何とも母が亡くなり、自分でもここまで引きずるとは思っておりませんでした。今日、お言葉を頂き、この先の人生を父と母に心配掛けないように過ごして参りたいと改めて思いました。ありがとうございました。

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