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五十代前向きに生きられない。

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有り難し有り難し 13

がむしゃらに生きてきたら、気がつけば五十代半ば。会社員として平凡に働いて来ましたが今はメンタルを患い、通院と服薬し何とか持ちこたえています。家族は妻と高学年の子供一人です。平凡と書きましたが、今まで色々ありました。海外駐在中に両親を亡くしたり(これが一番精神的に辛かったです。厄年でしたが一年の内に両親とも逝ってしまいました。)、自身の入院、仕事の失敗、子供の育て方などなど。
最近は衰える肉体、コロナ禍の不安、健康不安、迫り来る定年、子供の将来の不安など、前向きにいきることが出来ません。この歳になって、こんな自分に嫌気がさすこともたびたびです。
両親が病気になった際には何かにすがりたくて、仏教書を読みまくりました。少し救われました。
五十代ですが、こんな風にぐらぐらしてまさに迷走中です。信念のようなものもいつの間にか無くなりました。四十代までのようなエネルギーも消えました。
これから先、何を支えにして、何を指針として生きて行けば良いのか、気持ちの持ち方についてアドバイスをお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自然体でいい

Chaku 様 相談ありがとうございます。

過去の相談内容も読ませていただきました。
メンタルを患い、通院、服薬とありますから、暫く自分を癒すことに重きを置いた方がよい様に思います。
鬱とかだけでなく、男性にも更年期というのがあるようですから、自分を癒して、自分に思いやりを向けて、これを過ぎ去ってしまえば、前に向かなければと焦ることより、一日一日を大切に生きていこうというような自然体で、楽しく生きていけるように思います。

仏教書をたくさん読まれたようですし、師事するような著者もいるようなので、それに合わせた、行動をしてみるのも宜しかと思います。
例えば、座禅をする。お経を唱える、写経をするを試みてみては如何でしょうか?
最近では、マインドフルネスというようなビジネスマンが行う瞑想も流行ってきていますので、楽しむつもりで何かトライしてください。
写経などは、一文字一文字仏様だと思って、上手下手に関係なくマイペースで行うと心も落ち着いて効果もあるようです。
このように過ごしているうちに、支えというものが見つかるでしょう。
過去の辛い体験も良い方向に意味を見いだせることもあるでしょうし
未来の不安も、自分の納得いく方向へのビジョンも見出すこともできるでしょう。
自分に思いやり、愛情を向けて、自分で自分を癒して、一瞬を自然体で大切にしていけば宜しいように思います。
あなたはがむしゃらに生きてきたという力があるのですから。

参考までに
一礼

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有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

お礼が大変遅くなり、失礼しました。少しでも前向きに生きたいと思います。有り難うございました。

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