受験・自分の存在意義とは
一度大学に合格し、大学生をしてみましたが、サークルに入るも人間関係で上手く行かずまた違うサークルに入るも人間関係で上手く行かずというのを繰り返してしまい、大学に行かなくなり、単位も全く取れませんでした。
ランクがあまり高くない大学なので、大学のブランド欲しさと、今の大学には行きたくない逃げたいという思いから再度受験をしましたが、落ちてしまいました。
このまま今の大学に通い続けると思うと、死んでしまいたい、未来が見えないと思い詰める日々です。
どうしたら未来に希望が持てるでしょうか。また、人間関係で幼稚園・小学校・中学校・高校・大学と毎年毎年上手く行かず、行きたくなくなってしまうのを繰り返してしまうのは何故なのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
大学へ行く意味を再確認してみてください。
日本の学生は、大学というものの捉え方が少し特殊です。海外では、大学はあくまで勉強したい・研究したい分野がある・目標である職業につくための近道....といった明確な理由で大学に通う人が多い印象で、そのために多くの企業が奨学金を支援しています。海外の大学は入学は容易ですが、卒業はとても難しいです。
日本では、とくに理由もなく「みんないってるから」「まだ就職したくないから」「就職先を探すため」など、社会に出る前の執行猶予期間の如く大学に通う学生が多いように思います。
結果として勉強するモチベーションもなく、遊び、就職活動だけ頑張る....入学さえしてしまえば卒業は難しくないので、大学に入学すること自体が目的になっているように思えます。
大学の目的はあくまで「研究」です。高校までとは違い、共同作業の多いようなゼミに入らない限りは一人でも十分過ごせる空間です。どんなにランクの低い大学でも教授は優秀です。勉強をしたいのであれば、周りの環境はなにも関係がありません。
高校までの学校と一緒だとは思わないでみてください。大学はあなた自身が努力しなければ、なにもあなたに与えてくれません。なんとなく在籍し、卒業の資格が欲しいだけならば行く必要もないと思います。
あなたが明確な目標をもって研究・勉強をしようとおもえば、ある程度のレベルであればどんな大学でも可能ではないですか?文系から理系へ....というのであれば話は別ですが...。
もう一度大学へ行く意味を考え直してください。今の大学にその目的を達成できるものがないのであれば、目的を達成できる大学に入学するためにもう一度頑張ってみてはいかがでしょうか。もし明確な目標自体がないのであれば、大学はあなたにとってそこまで価値のあるものではないという事だと思います。
あなたの人生にとって最も大事なことを確認してみてください。勉強できる期間というのは限られていますから...
大学というのは、人間関係をうまくするための練習の場です。人生で最後の練習場所といってもいいかもしれません。なにかに一生懸命打ち込めば、周りは自然とついてきます。あなたの人生で「芯」となるなにかを見つけてみてください。