真剣本気になるという感覚がわかりません。
ご相談させて頂きますハルソラと申します。
40才にして物事に対して真剣本気になるという感覚がわからなくなってしまい、どうしたら本気になれるのでしょうか?というご質問です。
本気になりたい対象は…禅の修行、趣味の格闘技、仕事に対してです。
このように書くとよっぽど自堕落で努力出来ない人なんだな~と思われがちですが、日々座禅をして、書籍で古今東西の思想を学び、格闘技の練習をして、仕事はミスなくきっちりこなしています。
しかしながらそれが「本気なのか?」と自分に問うてみると、どーも本気とは言い難いのです。
かつて20代の時に仕事とトレーニングのし過ぎで心身を病んでしまい復調するまでに3年以上を費やした事がありますが、お釈迦様の「中道を究めなさい(丁度よい加減でやる)」の教えを後に知り、ほどよい加減の努力を意識してきました。
しかし近年においては「適当な努力」を継続して、やった気になっているだけで目指すところに全く届かないのです。
本気になってやろうとしても、それをセーブする怠る気持ちが強く働いて、今のままでは到底話しにならない。という感じです。
何をどうしたら本気になれるのでしょう。お坊さま方は本気についてどのようにお考えでしょうか?
ご回答よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
言葉(概念)に実体はない
私たちが頭や心で考える概念・観念には、実体がありません。
「ウサギの角」と言葉で表現することはできますが、実際のウサギには角がありません。
言葉で表現された概念は幻のようなものです。
だから、「本気」という概念にも、本来は実体がありませんね。
人口的に、あらかじめ定義付けをすれば、それに該当するかどうか判定できます。
「大阪モデル」を数字で定義付けすれば、それを達成したかどうか判断しやすくなる。
なので、あなたご自身で「本気」の定義を考えるのも、良いかもしれません。
一日に何時間以上費やすとか、仕事を辞めてでも優先したいかとか。
なんか、恋人の「私と仕事とどちらが大事なの?!」みたいな感じですが。。。
嘘や偽り、迷いや疑いがあるかないか等も、指標になるかも。
質問者からのお礼
浄史さまご回答ありがとうございます。
浄史さまのおっしゃる通り言葉には実体がありませんね。
本気になっている時はその事柄に夢中になっていて「私は本気なのか?」なんて考えている暇はないですよね。
本気かどうか?を考えるのではなく、自分がなすべき事、やりたい事にただ取り組んでいくことが大切な気がします。
また本気になれる環境に身をおくことをしていきたいと思います。
誠にありがとうございました。合掌。