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父の死後、後悔ばかりしています

回答数回答 1
有り難し有り難し 15

父が急死して以来、後悔ばかりしています。

もともと体調が悪く、退院後は家で暮らしていましたが突然急変しすぐに旅立ちました。
亡くなる一週間ほど前に父と喧嘩をし、母から父の介護の愚痴をずっと聞かされイライラしており、父があれが食べたい飲みたいと言うのをたまに無視してしまっていました。
そして亡くなる前々日にも喧嘩をし、やっと会話をしたのは急変した日の朝でした。

どうしてもっと優しくできなかったのだろうとすごく後悔しています。
亡くなってから母に聞いたのですが私は父の一番だったらしく、もっと相手をして寂しい思いをさせなければ良かったと毎日泣いてしまいます。
父の要望を聞いていれば体力が少しでもついて急変しなかったのではないか、もっと父の病態に注意を払っていれば防げたのではないか、後悔ばかりです。
会話は普段から少なかったのですが、仕事帰りに父のためにたまに買ってきた食べ物を喜んでいていたらしく、それが唯一の救いです。

わたしが寿命を終える時には父に再会できるでしょうか。
会って謝って、お礼がしたいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

これからも親孝行は続きます。

お父様のご逝去にご冥福をお祈り申し上げます。

さて、もうすでに感謝の気持ちは届いていますが、もあさんにとっては後悔ばかりかと存じます。もっと優しくしてあげればとか日に日に思いは募るばかりかと存じます。納得いくまで泣いてもいいと思います。

親孝行したい時には親はなし。との言葉通り、どんなに尽くしても尽くしきれないのが親孝行です。しかし、親からみれば、どんなことでも親は嬉しいのです。
ゆえに、もっとこうして欲しかったとは思っていません。
それはすべて、自分が親にした通りに自分も子からされているということですから。

しばらくは悲しいでしょうけど、やがては、もあさんも自分の道を進んでいかねばなりません。じっかりと歩み、そして、家庭持ち、子供も誕生していく、その幸せと共にお父様も喜んでいかれます。
もあさんがいつか再会できる時、笑って会えるように生きていくのが、これからの最大の親孝行です。
心配はありません。

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質問者からのお礼

鈴木様
ご回答ありがとうございます。
どんなことでも嬉しい、もっとこうして欲しかったとは思っていないと言うお言葉にハッとさせられました。
私もしてもらって嬉しいことは覚えているけど、生前こうして欲しかったなどは思っていないので、同じなんですね。
私の後悔は、父が可哀想だったと決めつけていたことによるものかもしれません。
ご回答いただけて大分気持ちが前向きになりました。
父に再会した時に楽しい人生だったよ!と言えるように生きていきたいです。

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