新型コロナで法事がなくなりました
こんにちは。幸いなことに好きなトピックを好きなだけ、いつも楽しく拝読しています。回答僧の皆様、たくさんのありがたくて興味深くて面白いご回答ありがとうございます。
今年7月、もう今月ですが、大好きだった祖父母の十三回忌となります。
亡くなった時期もあり、法事は大体お盆にまとめてというのが定番だったのですが、今年は新型コロナの影響で、お寺さんの方から法事自体断られました。
お盆も、家にお経をあげには来ないそうです。
私も家族も親戚もみんな、それには納得しています。怒るようなご先祖様じゃないだろうし、とこちらの都合で考えてしまっていますが、特に問題はありません。それより、ご高齢のご住職様の体調が悪くならないようになさってほしいと思っています。
とはいえ…失礼な言い方かもしれませんが、本来祖父母にとってはたった一度のイベント(?)のはずが、何もしないのもどうなのかな、とも思います。
お盆にはお迎えに行って、お墓を綺麗にして、今年はじいちゃんが大好きだったお酒の一つもコップに入れて…そんないつも通りのお盆(新しい生活様式バージョン)を普通に行って、来年以降も通常通りで大丈夫なんでしょうか?
もしよろしければ、教えていただければ嬉しいです。
創作活動もしています。普段はOLです。 何をもって普通なのかちっともわかってないのですが、とりあえず普通でありたいと思っています。 母と二人暮らし。親友と呼べる友達もいて、嫌なことも辛いことも嫌いな人も沢山あるけど、毎日それなりに楽しいと思って生きています。 4年くらい前に仕事が原因で自殺未遂を図りました。色々な人に迷惑をかけて、自分も体が痛くて、自殺して良かったことなんて一つもないのを痛感して、今に至ります。
自分の普通を押し付けてしまう 常に他人より幸せと思いたい
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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心が大事
こんにちは。初めまして。
仰る通り、年回忌法要は一回きりのイベントです。とても大切なイベントです。
私のお寺でも、キャンセルされる方、延期にされる方はいらっしゃいます。このご時世ですので、本来遅らせてはならない法要も致し方ない、といったところです。
こういう時に大切なことは、ご供養してあげたい、という気持ちです。出来ないなら出来ないなりに故人を偲んでお墓参りしたり、最大限、亡き方のことを思い出してあげるといいでしょう。せめて塔婆だけあげてあげるとか(宗派によりますが)。
形も大切ですが、故人を偲ぶ温かい御心に喜ばれることと思いますよ。
普通通りだと思います
拝読させて頂きました。
コロナウイルス対策をなさりながら普通通りにお盆についてもお勤めなさるのでいいかと思います。
ご先祖様方々も楽しみになさっていらっしゃるでしょうからね。
どうか皆さん心穏やかにご先祖様方々と一緒にお盆をお過ごしなさって下さいね。
このような感染症は私たちの歴史には沢山あります。祇園祭りは疫病感染症予防や亡くなられた方々の慰霊も込めたものですから毎年恒例の行事として行われてきました。亡くなられた方々を大切な方々として供養していく気持ちはいつでもどんな時でも変わらないものです。
皆さんがそれぞれ大切な方々とのつながりを感じる機会として心からご供養なさって下さいね。必ずご先祖様方々は受けとめてくださいますからね。
質問者からのお礼
日延様
ご回答ありがとうございました。
今の時期は法事など特に、各家庭でお忙しい時期かと思いますが、他にもキャンセルや延期されている方がいらっしゃるとのことで安心しました。
『ご供養してあげたい気持ち』『心』が大切とのことで、十二年たった今でも週1で家族との会話に祖父母が出てくるので、心という点ではばっちりなのではないでしょうか(笑)
でもやはり、生きている人間都合で考えてしまうもので、具体的にご先祖様が喜んでくれる供養は何をしたらいいかわからなかったので、今回『塔婆をあげる』という具体案を出していただけてうれしいです。まだ施主となるようなことがなく、そもそも施主以外が塔婆を買うことができるのを、これをきっかけに調べて初めて知りました。
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Kousyo Kuuyo Azuma 様
ご回答ありがとうございました。
普段通りでいいということで、なんといってもお坊さんにそう言っていただけると安心できます。田舎特有の伝統に倣って、それこそ祖父や祖母の受売りの供養の方法を長く長く続けてきたので、逆に新しい生活様式を『普段』に沿わせることの方が難しく感じています。
親戚と会う機会も今年の上半期グッと減ってしまっていたので、少人数ではありますが祖父母をきっかけにしてお盆に会えるのがとても嬉しく、これもまた穏やかで楽しいお盆なのかなぁと思っています。…というのもやっぱり生きている人間都合なのですが(笑)
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この質問をきっかけに色々と調べる機会となり、浄土真宗の祖父母が眠るお寺さんのこともちょっぴりですが知ることになりました。
十二年も経って情けないですが、祖父母のことを思い出して一人でめそめそしたりしましたが、結局は衆生の苦しみの中でもいつもと変わらずに出来ることに感謝しながら、生死にかかわらず好きなひとのことを考えて穏やかに過ごせればいいんじゃないかと、今は楽観視しています(笑)
改めまして、ご回答ありがとうございました。