好きなこと、楽しいこととの距離感について
毎度、妙な質問で申し訳ありません。
私は娯楽との付き合い方が下手です。
好きなこと、楽しいこととどのように向き合っていけばいいのか悩んでいます。
・いつか好きでいられなくなるのが怖い
(無用な先の心配)
・自分よりそれを深く楽しんでいる人に嫉妬してしまう(他人との比較、妬み)
・感動的なものに触れると心が辛くなる
(寂しい、切ない、軽く締め付けられるような感覚)
・楽しみ終えたあとの喪失感が怖い
(これも無用な先の心配)
何かを楽しもうとすると、このような気持ちが湧いてきて、心が乱れます。
例えば何か好きな作品を見つけても、
「ネットにたくさん感想や考察が投稿されている。みんな自分よりも、愛も理解も深くて羨ましい…」
「作者さんのトークイベントかあ。楽しそう…楽しすぎて心が疲れそうだし、終わった後の喪失感が怖い…行きたいけど怖い、だったらいっそ台風で中止にでもなればすっきりするのに…」
といった考えをしてしまいます。
比較しても仕方ないのですが、なぜ他の人と同じように素直な気持ちで楽しめないのか分かりません。
私は、どのような姿勢で好きなことに向き合えばいいのでしょうか。
大変な状況にいる方々が多い中、このような矮小な悩み相談を投稿してしまい申し訳ありません。
ぜひ、お時間のある際に、お言葉を頂けると大変嬉しく思います。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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だから人は、この一瞬一瞬を大切にしていけるのではないかしら。
あなたの気持ち、わかる気がするなぁ〜
というか、皆そんな感情を味わっていると思うわ。
この世って、常に移り変わっていくから。
目にするものや環境変化に、どんどん刺激されていくわけよ。
その中で、いろんな感情を生み、人は深く学び考えていくようになる。成長ってことよね。
もちろん、楽しい嬉しいことばかりでなく、悔しく悲しい辛いこともあるわね。
そこも通っていく(経験)から、豊かで人間味が増していくわけです。
嫌なことだけを回避出来たら、経験無い人生のほうが、幸せかと言われたら、どうだろうね。
いろんな経験や歴史を重ねて、今の世があるからね。
そう思うと、あらゆる場面で喪失は避けて通れないわね。だから人は、この一瞬を大切にしていけるのではないかしら。
そして、辛くなる感情は、あなたの心を豊かに、より素晴らしい思い出へと記憶に残っていくのではないかしら。
質問者からのお礼
中田 三恵様
ご多忙の中、私の話をお聴きくださり、誠にありがとうございました。
あらゆる場面での喪失は避けられない、だから人は一瞬を大切にしていける、とのお言葉が心に残りました。
私は喪失を恐れていて、少しの綻びも許すことができず、かといって綻んだものを捨てることもできず苦しんでいたのかもしれません。綻びにばかり目が行き、完全を欲してばかりいて、一瞬を大切にするという視点が欠けていたように思います。
自分の心を急に変えることは難しいかと思いますが、大切な学びとして、心にとどめておきます。本当にありがとうございました。



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