自分をどう助ければいいのか分かりません
私は、『新しい環境』『責任の伴う仕事(役職)』という条件がそろうと、自分のコントロールが効かずに泣いてしまうことが多々あります。
端から見たら、注意されて・怒られて・失敗して泣いているように見られているのだと思いますが、そうではありません。
むしろ指摘していただける方が自分の成長に繋がるので嬉しいです。
私が泣いてしまうのには、自分で自分を責めすぎてしまうことが関係しています。
例えば「こんなミスをしていたよ、これは失礼だからやめようね」と注意された時、実はそう言われる前から自分でミスに気付き「こんなミスをするなんて最悪だ、なんで治せないんだ、本当に自分はダメな奴だ、しんだほうがいい…」と必要以上に反省していたりします。
新しい環境での作業には失敗はつきものです。誰でもします。分かっています。それでも、失敗を繰り返してしまう、人に迷惑を掛けてしまう、責任の伴う仕事である…。
こういった状況でよく、自分を必要以上に責めてしまうスイッチが入るようです。
また、新しい環境だとあまり話せる仲の人がいなかったり、家に帰っても母親は全部私が悪いのだと決めつけて話を聞いてくれません。
一方私は、自分を責めることで精一杯になってしまっています。
こんな時はどんな友達も、分かってくれないとか、忙しいだろうからこんな私が相談しても迷惑をかけるだけだとか思えてしまい、連絡を取る勇気がでません。
というか、自分が悪い以外の答えが出ないので何と相談していいのか分かりません。
自分で自分のことを許してあげられる方法も分かりません。
自分を責めすぎてしまう性格は、自分では高校時代の後遺症のようなものかと思っております。(プロフィール参照)
これから社会に出て、人前や会社で泣いてしまのは良くないことなのでどうにかコントロールしたいです。
また、周りに助けを求められない状況が長く続くとその間何もできなくなり、時折しんだほうがいいんだなどという考えが浮かび、浮かんでは泣き、泣き止んだ頃にまた浮かんでは…と繰り返してしまいます。
何日も寝れば治ったりもしますが、社会に出てからはそれではまずいように思います。(私が目指している仕事は睡眠時間をなかなか確保できないことで有名なので尚更心配です。)
自分の気持ちにどう決着をつければいいでしょうか。
何かしらかお話しが頂けると幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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念いを放す。今の心を手放す。
蝋梅さま、こんばんは。
質問、並びにプロフィールを拝見いたしました。
本当に辛い思いをされてきたんですね、かける言葉も見つかりませんが。
ご自身のお気持ちにどう決着をつけたら良いのか、整理してみましょうね。
仕事上のミスに関して、激しい自己嫌悪、自責の念に駆られてしまい、涙が溢れてしまう。
一度、失敗をすると、その思いが何度も何度も繰り返されてしまう、負の連鎖が自分の中で働いてしまうというのは、辛いと思います。できれば、身近な誰かに相談して、少しでも気持ちを軽くできればいいけれども、なかなか、そううまくいかない、むしろ自分を責めて、追い込んでしまうのですね。仕事柄、睡眠時間もうまく確保できない点もキツイですね。
蝋梅さんはきっと、人一倍、孤独で頑張り屋さん、そして真面目な方なんでしょうね。
人間、急には変われませんが、少しだけ肩の力を抜いてみませんか?
私たち僧侶の修行生活、というのは実は個々の努力だけで成り立つものではありません。たくさんの僧侶の仲間があってはじめて、修行ができます。それを僧伽(サンガ)と呼びます。
それぞれの僧侶が修行道場で経験するのですが、場所によって作法が違ったりします。特に最初のうちは、すべて解らないことだらけ、失敗に失敗を重ねて、やっと半人前。10か月くらい、自分のやっている(担当していた)持ち場(修行)の意味が分かりませんでした。本当に失敗だらけの1年間を過ごし、自分の寺に戻りましたが、孤独でした。なんせ、一人前になれていないのに、社会に出て、お坊さんとして、お勤めをしなければならないのですから。いろんな和尚さんのお勤めを見ては、勉強と復習、反省の日々でした。それは10年経った今でも変わりません。常に緊張します。
ただ、思うのは、同じことを繰り返していくことの積み重ね、人に相談をすることも失敗を減らせたコツかもしれないと思います。大したことじゃなくても、普段から人に話す(念いを放す)ようにしてはいかがしょうか。
失敗した時こそ、そばにいる人やhasunohaに、念いを一人ですべて背負わず、手放してみてください。合掌
質問者からのお礼
宝蔵寺 野村圭秀さま
お話しありがとうございます。確かに、hasunohaに文章を打つだけでも少しすくわれた気持ちがあった気がします。またこうしてお返事が頂けたことが一番嬉しかったです。
まだ状況によっては自分を責め続けてしまうことがあると思います。しかしその度に、少しずつでも、自分の気持ちをどこかに解放してあげられるといいのかなと思えました。
少しずつ、本当に少しずつでいいから、変わっていく努力をしてみようと思います。
お言葉嬉しかったです。ありがとうございました