墓の跡取りについて(冷酷家系)
母は3姉妹の長女で子供は私一人であり、本来なら私が跡取りだとは思います。
10代の時に拒否したら「あんたが継がなきゃ誰が継ぐのよ」と罵倒されました。
拒否したい理由
1:母親からの精神的虐待で心体が壊れ、現在も心身不調に悩まされているから
2:母方祖父母が嫌い 母自身大事にされていない。機嫌が悪いと子供が食事中でも関係なく「ちゃぶ台」をひっくり返し、食べ物も粗末に出来るような人。
母からは「誕生日すら祝ってもらっていない」「家族旅行なんて行ったことない」など、いい話は聞いたことが無く、私は祖父母とその一族が嫌いでした。
自分の事しか考えない、無神経、非常識な人達で、関わりたくない人種です。
祖父が他界した時、すでにお墓にいた私の弟を30年も経っていたけれど手元供養に変更したほどです。祖父と弟を一緒に置いておけませんでした。
数日前、実はこの祖父が生前「次女の次男坊に後を継がせたがっていた」事がわかりました。次女(叔母)からは「次男には自分達の墓をお願いするから」と断られていたそうです。私は全然知らず、母が口を滑らせました。私は祖父から跡取りとは思われていなかったようで心から安堵しました。私に何も言わず亡くなった理由がわかりました。跡取りにするつもりはなかったのです。従兄弟は5人います。
無宗教でお寺との付き合いなく祖父が他界後は母名義で管理費も払っています。
まず、自分を壊すような母の墓など継ぎたいはずがない事はご理解いただけるでしょうか。私自身は独身、自分の経験上、「人の親だけにはなりたくない」と思って生きてきたため、どのみち継承者を産むこともなく、手元にいる弟と一緒に入るお墓を探し人生を閉じる計画です。母には継ぐ意思がない事を伝えてあります。一族とは縁を切りたい事も。
問題は次女である叔母が拒否した事です。誰も継ぎたがらない。
そもそも孫を可愛がるような祖父ではなく孫も寄り付きませんでした。
将来最悪は更地にされるかもしれません。そもそも子や孫を大事にしておらず、自業自得だと思うほど私の心は壊されました。
私自身の過去の経験に影響されて、正常な判断が出来ません。
最近母自身も「私も入りたくないな」と言い出す始末。
冷酷家系のお墓の継承について
誰でもいいから(血縁内)無理にでも継がせるべきですか?
更地など、ご先祖様から呪われないか心配です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
空中爆発(阿難の入滅)
"ご先祖様から呪われないか心配です"
たとえ家庭環境や親戚付き合いが良好でも、先祖伝来の家や田畠を子々孫々と守っていく時代ではなくなった昨今、仏壇や墓は骨肉の争いを生むお荷物になりつつあるのはたしかです。
今こそ、日本人の宗教観は、家の宗教から個人の自覚へと移行していくべきでもあると思います。しかしながら、これから拵えるのではなく、すでにある仏壇や墓の処遇の問題は本当に切実だと思います。そそれでも、あなたが先祖に呪われないか心配になるのは、あなたにも先祖をほったらかしにしてはならぬという善意良心が具わっている証拠でもあるといえます。そのお気持ちはどこまでも大切にしていただきたく思います。
お近くに、あなたの事情や気持ちをよく汲んで、柔軟な対応をして下さるお寺さんはおられませんか?
<追記>
なるほど、そういういきさつがあったのですね。
本来は、誰がどのような出自だとか、誰と誰がどのような関係だったとかはどうでも良くなるのが「死」であり、タイトルにあるお釈迦さんの十大弟子のひとり阿難尊者は、自分の遺骨の処遇で皆が揉めないように木っ端微塵に爆発したという話になっています。しかし、やはり残された者たちにとって遺骨や財産の処遇などは、そう簡単にはいかないデリケートな問題ですよね。
今後、本当にどうしようもなくなってしまったら、拙寺でご遺骨を全部引取りますので、改めてご相談くださいませ。
質問者からのお礼
転落院様
ご回答をいただきありがとうございました。
祖母は弟と同時期、私が4歳の時に亡くなりお墓の話はできませんでした。
弟をお墓から出した時、大勢のご先祖様が入っていたことを知りました。母から全く聞いていなかったので大変驚きまして。すでに継ぐ気はなかった私は、祖父母は本当に大嫌いだけれど、この大勢のご先祖様には申し訳ないと率直に思った次第です。お寺さんに何と言って相談してよいものか、悩むところですね。我が家系の醜態を晒すようなものですから。