母に感謝を伝えられなかった
今月の12日に母を末期癌で亡くしました。ステージⅣで抗がん剤も効かず6月の段階で余命1ヶ月の宣告を受けていました。母には癌の事は知らせましたが、余命の事は知らせませんでした。
母は自宅で死にたいと希望しており、7月に退院してからは在宅医療を受けていました。私は母に心配ばかりさせていた親不幸娘だったので、母のサポートを通して、親孝行しよう!と思っていました。
母は亡くなる直前までトイレは自分でやりたいと強く思っていました。胸膜へ転移していた事もあり、動くと辛そうでしたが、私は母の思いを尊重しトイレ介助をしました。容態が急変する前日もトイレ介助したのですが、母はもう呼吸が荒々しく本当に辛そうでした。
その翌日容態が急変し、夜中に母は眠る様に息を引き取りました。最期を私が看取りました。耳は最期まで聞こえていると教えてもらったので、私は母に「ありがとう」と伝えるつもりでした。しかし、「お母さん…」としか話しかけられませんでした。
息を引き取る時に何故、感謝を伝える事が出来なかったのか強く後悔しています。
これからもっともっと親孝行したかったのに何も出来なかった後悔もあります。私が母に出来た事はシャワー浴をして全身を洗ってあげた事くらいです。本当はもっと親孝行したかったのに…。
私は最期に親孝行出来たのでしょうか?母は喜んでくれたのでしょうか?毎日そればかり考えています。
四年前に実母、今年義母を亡くしました… 母親という存在を亡くし、辛いです… 実母と義母に、二十歳になった息子を見せてあげたかったです…
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「お母さん」
こんにちは、初めまして。
まずは、お母様を亡くされたことにお悔やみを申し上げます。
お悲しみでしょう。
以前聞いたお話ですが、戦場で兵士が亡くなっていく時、多くの場合で愛しい人のことを口にするそうです。その代表例が「お母さん」だそうです。
たった一言ですが、そこには万感の思いがこもっているでしょう。
産んでくれた「お母さん」
優しい「お母さん」
美味しいご飯を作ってくれる「お母さん」
何でも話を聞いてくれる「お母さん」
懐かしい「お母さん」
温かい「お母さん」
そして、ありがとう「お母さん」
遠く離れた戦場で、その一言は口にすれども、その人のお母さんに届かなかったかもしれません。
でも、万感の思いを込めた「お母さん」、その気持があったことは紛れもない事実でしょう。
あなたは、直接伝えることが出来た。
あふれる思いと、感謝の「お母さん」を。
感謝し尽くせない、
その思いを抱くこと自体が「お母さん」にとって何よりの親孝行です。
お大事にお過ごし下さい
あなたの気持ちは伝わっています
カーミーさん、ご相談ありがとうございました。
亡くなられたお母様は仏さまになって見守ってくださっていることでしょう。
きっと今、抱いている想い、
感謝の気持ち、
すべて分かってくださっていることでしょう。
南無阿弥陀仏というお念仏は、
私たちの感謝の気持ちと、
仏さまの願いが込められています。
どうか手を合わせて感謝の気持ちで手を合わせてください。
いつでもどこでもお母様は届いてくれて、
あなたを優しく見守っておられることでしょう。
参考までに、南無阿弥陀仏についてご紹介する動画でございます。
質問者からのお礼
武田様
ご回答をありがとうございます。
母は私の事を見守ってくれているのですね…嬉しいです。動画のURLもありがとうございます。
釋様
ご回答をありがとうございます。読んで泣いてしまいました…。お母さんに最期の親孝行が出来たなら本当に良かったと思います。母の娘として生まれてこれて幸せです。