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息子と子犬

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有り難し有り難し 3

三年前に結婚し新築物件をお借りしております。

すぐに子宝を授かり現在も元気に成長しています。

5月に子犬も購入しました。

最近、息子はエアコン付近をを見ながら「怖い」と話します。そのような言葉を教えたりはしていません。犬も時折、エアコン付近に向かって鳴いています。

その光景は主人、母もみています。

すごく気になり川崎大師様の厄除のお札を置いています。

以前飼っていた愛犬を、鬼門側にゲージを置いていましたが、引越してから半年で亡くなりましたし、同じ場所で息子の意識が一瞬なくなることがありました。大体、お昼過ぎに起きます。

気にしすぎでしょうか?鬼門と裏鬼門に対して神経質になっています。

回答宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

方角を必要以上気にしない

よく鬼門ということを聞きます。方角の良し悪しというのは、なるほど理屈の上でもそうなる(日陰であることで不衛生、寒い、湿気がこもる)こともあるでしょう。しかし、こうしたことを気にし過ぎるのはよくありません。

昔の人、たとえば天皇や上皇は熊野詣が好きだったけど、いちいち陰陽師に占いをさせて熊野までのルートや行程を決めていました。そのほか何でも占いで決めていたけど、飢饉や災害はしょっちゅう起こっていました。

私どもの宗旨は浄土真宗ですが、開祖の親鸞聖人の晩年、地震や台風によりひどい飢餓が頻発しています。したがって祈祷がたびたび修されましたが、効き目があったとは思えません。

それでも人間は何かにすがりたいものです。私の親類でもうずいぶん前に亡くったお爺さんがいました。東京に出て問屋をしていました。

そこに遊びに行ったとき、一部屋全部がお札やお守りで埋まっているお祈りルームがありました。東京の日本橋ですから土地は狭いです。

貴重な一部屋がお札とお守りに埋まっているのを見て、「(占いを否定する教えで代々の宗旨である)浄土真宗のお寺さんは?」と尋ねました。お爺さんは、「浅草のお寺に頼んだが5000円のお布施では割に合わないと月参りを断られた」と答えました。

小さな商売をしていると、どうしても何かにすがりたくなるものだと言ったのを思い出しました。商売に一家の命運がかかっていた(当時はすでに引退生活)のだから仕方ない面もあります。が、そんなお爺さんに過度なお札やお守りへの信心をたしなめる立場のお坊さんが、ペイしないという理由でお参りにこないのを知り、泣けてきました。

お釈迦様は占いや迷信を否定されています。理論的でない方角や場所への恐怖は仏教と相反するものです。また一般論からいっても人生を豊かにしません。不安をあおり、かきたてるだけです。気休めや占いをする楽しみまでは否定しませんが、度を越すと不幸になります。

どうか以下のサイトの特に大戒のところを読んで下さい。お釈迦様のお言葉です。
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=951429&id=7385191

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