hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

コロナが怖くて好きなことができない

回答数回答 2
有り難し有り難し 12

世界的にコロナウイルスが蔓延しており、日本でも毎日感染者数がニュース速報で流れています。

私も2月ごろからコロナ対策を実施し、外出等の自粛や手洗い消毒の徹底をしどうにか感染せずに過ごしております。
専門家によっては、数年から数十年はこのような暮らしが続き、もう昨年までのような日常には二度と戻らないと言われています。

今は、平日は毎日仕事に行き、休日は自粛のためほとんど家にいます。
昨年までは、スポーツ観戦や音楽鑑賞等アクティブに過ごしていましたが今年は1度も行っていません。

世間的に経済活動が再開して娯楽産業やイベントも再開して日常の一部が戻ってきています。
しかし、私はまだ戻れていません。

コロナが怖いからです。
病気になると苦しい、命を落とすかもという怖さよりコロナにかかると犯罪者扱いをしてしまう世間と、誰かにうつしてしまい殺めてしまうかもという怖さが強いです。
コロナになると会社やお客様に損害や迷惑がかけてしまいます。
世間の目、会社(上司)の目が怖い、そして会社でコロナ第一号になりたくない。ということが要因として大きいと思います。

他の人は、居酒屋で飲みながら会話したり、キャバクラや性風俗店に行ったりしています。
私だって飲みに行ったり、性風俗店に行ったりしたいです。
でも、もしかかったらと思うと何もできません。

SARSや新型インフルエンザの時はここまでしなかったけど、TVからの洗脳かもしれませんが恐怖感でいっぱいです。

これからは仕事だけで人生が終わると思うと本当に辛いです。
早くスポーツ観戦に行きたいし、居酒屋、性風俗店だって行きたいです。

どうのような考えで人生を歩んでいけば良いでしょうか?
怖がって何もできない私とキャバクラや性風俗店に行ったりしている人との考え方の違いってなんでしょうか?
どこでも行ける人が羨ましいです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

先ずはあなた自身を大切に

拝読させて頂きました。
あなたがコロナウイルス感染症にかからないようにと心がけて遊びに出掛けないのはいいと思いますよ。それがあなたの選択ですし感染予防の為にリスクのあるとこに出掛けないのは先ず最良の方法です。
観戦に行ったりする方は可能な範囲で三密を避けるよう心掛けているのかとも思います。とはいえ電車に乗ったり列に並べばやはり感染リスクはあると思います。性風俗に行って遊べば当然不特定多数の方々との濃厚接触の回数が増えますから感染リスクはあります。ですから自分だけはかからないという考えは間違いでしょうね。
確率の問題ですからリスクの高いところに行けばかかる可能性が増大しますからね。
最終的には個人個人の判断です。トランプ大統領に何度言っても何を言っても彼がマスクをつけるのを推奨はしないですから、感染リスクが高いので感染したわけです。とはいえ彼は万全の医療体制で臨んだでしょうし、大統領選挙もありますから回復して早く出てきたのでしょうからね。

歴史を見ればほぼどのような感染症も沈静化して治療方法も見つかって落ち着いてくるものです。かつてのペストやスペイン風邪インフルエンザの時に比べて飛躍的医療技術は進歩していますから、そのような観点で冷静に見ていくといずれは良い治療方法は開発されるでしょうし、人々の抗体力も高まってくるでしょう。
ですからただいたずらに恐れおののくのではなくてできるだけ感染リスクを抑えて落ち着いて毎日を生活していくことかと思います。

先ずはあなた自身を大切になさり予防に努めていきましょう。いずれ必ずスポーツ観戦やアウトドアを楽しむことができる状況は整ってきますからね。

{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

人生の主人公は あなたです!

 FGOさん、こんにちは。ハスノハに相談を寄せて頂き、有り難うございました。この相談は、FGOさんだけではなく、多くの方々が抱く質問だと思いました。FGOさんには、まず透明なコップに8割水を入れた物を用意して下さい。そして、その水をおよそ2/3まで飲んでください。さあ、FGOさんはそのコップを見て、何を思うでしょうか。
「水が 2/3なくなってしまった」と見るか、
「水がまだ1/3残っている」と見るか。
このわずかな捉え方の違いが、実は人生において大きな違いとなっていきます。
 人間は、様々な技術や社会制度・貨幣制度などによって、安心や安全・安定を創り上げてきました。そして、それが当たり前になっていました。ところが、新型コロナ騒動によって一挙に安心や安全・安定が崩れました。当然、だれもが混乱し、失った物を強く意識することになりました。しかし、その混乱が少しずつ落ち着いていく中で、もう一度私たちの現実を見直してみることを提案します。つまり、このような厳しい状況の中でもまだ自分の身の回りにあるもの、残っているものを改めて大切に受け止めることです。そのような視点の転換が、FGOさん自身の今後を支えていくことになるでしょう。
 私自身、新型コロナ以前は、人間があまり物事を考えずに生活をしていたのではないかと思うようになりました。専門家や役職者が言っていることに従っていたら、大きな不自由なく生活できていたからです。しかし、全世界での新型コロナ騒動は、これまでの様々な見通しをひっくり返してしまいました。だれも、正しい予測が難しい時代となったのです。だから、これまでのように誰かの言うことをそのまま従っていたのでは、人生の進路を誤ってしまうことになります。
 「主人公」これは、元々仏教の言葉です。「自分が人生の主人公だ」と覚悟することで、苦しみも多いが、その分生まれた意味や生きている喜びを強く感じられるようになります。「世間ではこうだが、自分がこうだ」と、日頃から物事をしっかり見て、考え、意見を聞き、その上で自分で決断する、そのことを一つひとつ丁寧に重ねていく時代になっていくのだと思っています。
 30代という社会の中核になりつつあるFGOさん、このコロナ騒動をきっかけに、一回りも二周りも視野の広いあなたに脱皮をしていただければと思っています。ハスノハの僧侶一同、応援しています。

{{count}}
有り難し
おきもち

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ご回答ありがとうございました。
お礼が遅くなりまして申し訳ありません。
5類化され4ヶ月程経過し、世間ではコロナ禍が終焉しているような感じです。
私も実際に感染し辛い思いをしましたが、精神的にやっと落ち着いてきた感じです。
まだまだ、酷暑の中屋外でもマスクを手放せない状況に変わりはありませんが、徐々に自分を取り戻していければと思います。
ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ