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母が亡くなって。

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一度、個別相談の形でさせて頂いた事がありますが、今回はこちらに書かせて頂きます。

9月4日に母が亡くなりました。享年75才でした。
僕が生まれる前に離婚し、祖母(母の実母)と3人で暮らして来ましたが、
25年前に祖母が亡くなり、それからは母と二人で生きてきました。

母は、約20年前に身体障害者手帳の交付を受け、ここ数年は体調もすぐれず、
毎月、整形外科・内科・耳鼻咽喉科と通院をし薬も多く服用していました。
毎月病院に連れて行って母が体調不良を訴えても、「もうお年ですから」とあしらわれ、薬を服用しても良くならず母も随分つらい思いをしてきました。

亡くなった当日も、家にいたのですが、いつも通りの流れで朝食を済まし、
僕が会社へ行くときに「行ってくるわ」と言い、「気を付けてね」と返事を
してくれました。それが最後でした。

それから数時間後、定期的に訪問してくれていた介護施設のケアマネージャーさんが、家のトイレで倒れているのを発見してくれましたが、その時にはもうすでに死後硬直が始まっていたそうで、連絡をもらって会社から駆け付けましたが、もう冷たくなっていました。死因は、虚血性心疾患の疑いとの事でした。

普段は仕事の悩みや疲れもあって、家では母との会話もあまりできず、また「ありがとう」とか「ごめんね」とか言うのもほぼ言えていませんでした。
こんな突然いなくなるなんて夢にも思っていなかったので、母が居なくなった今、激しい後悔と虚しさと情けなさで、49日が過ぎ亡くなって2ヶ月が経った今も、毎日涙が溢れ、家にいる時はほぼ仏間に居て、位牌や遺骨に話しかけます。
母にはたくさんの苦労をかけ、43年も一緒に居たのに、最期は会えずに声も掛けれず・・・。悲しいです、辛いです、母に会いたいです。

母は病院が嫌いで、また自分が寝たきりになれば僕が仕事に行けなくなるからと、しんどい体を頑張って動かしていました。
亡くなってから2回夢に出てきましたが、どちらもけがをしていたり苦しんでいる母でした。
今すぐ母と祖母のもとに行きたい気持ちと、母と祖母が育ててくれた自分を大切にしなければ、また母の供養をし、この家を守っていかなければと言う気持ちと、
二人の自分がいるような感覚の中にいます。
自分が亡くなったら母に会えるのでしょうか?会えるのであればその日まで頑張って生きたいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

これからの人生をお母様も期待しています。

やすしさんのご心痛お察し申し上げます。
又、お母様のご冥福をお祈り申し上げます。

辛いですよね。悲しいですね。幼い頃から大切に育てて頂き、成長した後もご自身の体調も顧みず互いに努力してこられました。
今は、そのお体はありませんが、魂、意識は肉体の苦しみからは解放され、やすしさんが元気になられると共に、その事にも気づかれていきます。
夢では、ケガや病で苦しんでいる姿ですが、やすしさんが意識を変えることで、お母さまも変わりますから、心配しないでください。

一刻も早くお母様やおばあ様に会いたい気持ちも分かりますが、お母様やおばあ様からすれば、そうではなく、これからの人生を大いに楽しみ、ある意味で自由になった世界を歩んで欲しいと願っています。
お母さまからすれば、不自由な体で思うように接してあげれなかったことや、常に心配を掛けてくれたことが最上の親孝行を受けていたと思っておられます。

でも、これからは今まで無かった出会いや、仕事、趣味、どんなことにも挑戦して欲しいと思っているでしょう。それをこれからの楽しみにされます。
お母様、おばあ様お二人並んでご覧になっていると想像してください。実際そうですから。

そして大いに今生を楽しまれ、やすしさんの役目が終わったら、また、じっくりとお会いすればいいのですから、会うことを焦らないでください。

悲しい時は、おもっきり泣いてください。そして涙枯れたら、今度は、おもっきり自分の思う道を進んでください。

追伸
たった一人の身内を亡くされたのですから、その想いはいかばかりかと存じます。
もしお寺へとご希望でしたらメールを頂ければ幸甚です。アドレスは私のプロフィールを参照下さい。

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有り難し
おきもち

日蓮宗のお寺で、名古屋市南区にあります。 ”お寺は生きている人のためにも...
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質問者からのお礼

鈴木様。
ありがとうございます。
今は本当に辛いです。
無くしてはいけないものを無くしてしまった、そんな思いです。
たった1人の家族でありましたし、ひとりぼっちになってしまったという悲しみが襲ってきます。
母に「ありがとう」が言えなかった事が、とてもとても辛いです。
今は何をしていても心から笑うことが出来ませんし、会社にいても回りの方の楽しそうな笑い声は雑音にしか感じませんし、強いストレスになっていて、自分が自分でいる事がとてもしんどいです。
いつか、自分の役目を終えたら会えると信じ、前を向いて行きたいです。
名古屋市へは自宅から車で40分くらいの所に住んでいますので、もし差し支えなければお話を聞いて頂きたいです。

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