覚悟を決めるにはどうしたらいいでしょう?
私は24才の宅浪生です。
かれこれ、受験勉強を5年位続けています。
私は志望する大学に強い憧れを持っています。
他にも、志望する大学に具体的な魅力を感じ、希望する条件を満たしていることも憧れの一因です。
大学を志望する理由は、実家を出て一人暮らしをして、大学という場で、様々なことを学び、様々な人と会い、興味のあることをとことんまで勉強したいと思っているからです。
また、学問によって自分の生きづらさとうまく付き合いたいとも思っています。
現状では正社員で働くのは難しいと考える為、技術を身に着けるためにも大学がふさわしいと思っています。
現在、昔、通っていた予備校の先生に受験の相談をしているのですが、
「実力に合った大学を目指すべき、大学なんてどこも同じだ。大事なのはそこでどういう生活を送るか。君が希望する大学に落ちて、もう一年浪人生活を送ることは人生がもったいない。」
つまりは「現実的に考えて、身の丈に合った大学にいきなさい」
そういった意見を頂きます。先生の意見には概ね賛同できますが、志望する大学を諦めたくはない気持ちが大いにあります。
それから、今まで、何一つ打ち込んだものがない人生だったので、受験勉強ぐらい頑張りたいという気持ちもあります。
大学に対しての拘りが捨てきれないてないのだろうか、大学という場が大事だ、と様々なことを考えます。
僕自身もブランドだけで大学を選びたくはないという気持ちはあります。
大卒という資格だけで不当な評価を受けずに済む、多くの場で働くことができる、そういうメリットもあります。
何が起こるから分からないから時代だからこそ、大学ぐらいは出ていかないと大変だろうとも思います。
そういった理由より、世間でいう偏差値的に高い大学(努力の成果)を選ぶことにも意味があると考えます。
しかし、相談した先生が言うように、志望した大学と私の学力が大きな隔たりがあります。今年、受かる見込みは少ないでしょう。
問題は覚悟を決めて、自分の進路について決断を下せないところにあります。他人の意見や将来の不安、世間的な評価、自分の自信のなさ、過去の失敗に振り回されてしまいます。
どうやったら、覚悟を決めて、決断できるのでしょうか?
また、学歴というものをどういう物だと考えればいいのでしょうか?
マイペースで動いてしまう
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
歩みだした人生にする
こんにちは、初めまして。
「学歴というものをどういう物だと考えればいいのでしょうか」とお尋ねです。
これは、大学を卒業する意味での「学歴」ということだと思いますが、社会一般ではそれほど大きな意味を持つものではないと考えます。
なぜなら、大学卒業というレベルの知識、技術はそれぞれの道の専門性から言えば本当に基礎的なことしか学んでいないレベルだからです。大学院に行って、博士課程を修了し、博士号を取得してやっと相応の専門性がある人だと認知されます。
あなたは、お世話になった予備校の先生に「大学なんてどこも同じだ。大事なのはそこでどういう生活を送るか」というアドバイスをもらっているようですね。私も全く同感です。しかし、あなたは「不当な評価を受け」ないために、「何が起こるから分からないから時代」だから、「偏差値的に高い大学」を目指すと言っています。
しかし、「何が起こるから分からないから時代」だからこそ「学歴」など何の当てにもならないと考えるべきではないでしょうか。しかも、専門性の低い学部卒(偏差値の高低は殆ど関係ない)程度の「学歴」なら尚更です。
「学歴」はあくまであなたが生きていく上での通過点にしか過ぎません。
あなたは、大学に多くを求めすぎている印象です。
「様々なことを学び、様々な人と会い、興味のあることを」勉強したいと書いていますが、これは大学でなくても一般社会で労働しながらでも十分できることです。また、通信制の大学で学びながらでも出来ることです。
「学問によって自分の生きづらさとうまく付き合いたい」、これも大学に行かなくても出来ることです。私も通信制大学で卒業しましたが、自分で心理学を学んだり、対人関係を学ぶワークショップに参加する方が話が早いです。
「技術を身に着けるためにも大学がふさわしい」と書いていますが、即戦力の知識と技術ならば専門学校に行くほうが話が早いと思います。薬学や医学など大学に行かなければ身につかないほどの非常に高度の知識、技術ならば話は別ですが。
大学は、人生の通過点に過ぎない。多くを求めない。
大卒は、一般的に大した専門性は認められない。
身の丈にあった選択をする。
希望する職業と直結した進路を選択する。
足踏みしている人生を、歩みだした人生にする。
こう考えれば決断できると思います。
応援しています
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