夫の信用を取り戻すには
いつも大変お世話になっております。
過去に何回か夫婦関係について相談をさせていただきました。
これまで夫と何回か喧嘩をしてしまい、
信頼関係が薄れている中で、
私が夫の信用を無くす行為を重ねてしまいました。
飲み会がある際に、お互い帰りの時間を午後11:00くらいまでに連絡するという約束をしています。
その日は2人とも別の飲み会を入れていました。
私が友達との話に夢中になり、連絡をするのを忘れてしまっていたのですが、
携帯を見たら夫の方が帰りが遅いとのことだったので、これから帰宅するのにもかかわらず「了解」と送ってしまいました。
家に帰ると夫が既に帰宅しており、
「やっぱり帰る時間を拘束するの辞めない?」と言われたので、明るく応じました。
元々、私が連絡をしようと言い出したのに守らなかったこと、誤魔化そうとしたこと、まず最初に謝らなかった事で、
彼を失望させてしまい、「人間として信頼できない。不倫や借金をする人並みにあり得ない」と言われてしまいました。
それから、夜の関係も拒否され、いつこの状態を戻せるか分からないと言われました。
とてもその言葉がショックだったのですが、それほどまでに彼を失望させ、傷つけてしまった事を思うと罪悪感でいっぱいになります。
私の事が信頼できないと言いつつ、
私が仕事で悩めば話を聞いてくれ、
病気で苦しむ事が有れば助けてくれます。
仕事に行くときは抱きしめて送り出してくれます。
信頼できないが、一緒にいて楽しいと思う時もあると言ってくれています。
彼のために自分を変えたいのですが、
具体的にどういう努力をしたら、
誤魔化したりずるいことをしない、
信用してもらえる人間になれるのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ありのままをさらけ出す
こんにちは、初めまして。
過去の質問を拝見しました。
「夫の会社の飲み会」の帰りを「起きて必ず待つようにしてい」たけれども、「日付を越えても連絡が無かったため、私が夫に対して注意をした」。しかし、今回はあなたの方が「友達との話に夢中になり、連絡をするのを忘れてしまっていた」のですね。
あなたがこの後、ゴメンと言えば良かったのでしょう。
しかし、言わなかった。
このために、ご主人が「失望」した。
「連絡をしようと言い出したのに守らなかったこと、誤魔化そうとしたこと、まず最初に謝らなかった事」をあなたに指摘したのでしょう。人間、相手を批判することは簡単でも、いざ自分に置き換えてみると出来ないことがある、そういった典型的な例だと思います。
とは言え、あなたは良いご主人に恵まれていると思います。
「仕事で悩めば話を聞いてくれ」、「病気で苦しむ事が有れば助けてくれ」「仕事に行くときは抱きしめて送り出してくれ」るのでしょう。過去のご質問から継続して考えても、お若いお二人が徐々に手探りで愛情を深めていっている印象です。ご本人同士の立場では、そういう見方をする余裕はないのかも知れません。しかし、第三から見ればそう見える、ということだけ頭の片隅に置いていただければよいかと思います。
「誤魔化したりずるいことをしない、信用してもらえる人間になれるのでしょうか」とのお尋ねです。あなたは、今回の一件で、自分が言いだした約束を反故にしてしまった時、まずい、と思いませんでしたか。自分でそう気がついたときには、謝るべきことがあるということです。その時には、素直に非を認める。
自分のほうが正しい、という思いを崩そうとしない頑なさがもしあなたの中にあるならば、それはご主人と或いは他者との溝になっていきます。格好悪くても、バツが悪くても自分の恥を恥と認める、悪いところを悪いと認める、そういう人こそ「信用」「信頼」をもって遇されるでしょう。
ご主人に、自分のありのままをさらけ出した時に、そこには「信用」とか、「信頼」とかそんな他人行儀な言葉は消え去って、酸いも甘いも噛み分けた愛情という名の穏やかな関係の中に身を置いていけるのだと私は思います。
ほんのちょっとの心の方向転換だけです。
どうぞ、お幸せに。
質問者からのお礼
釋 悠水様
確認が遅くなり、申し訳ありません。
ご回答いただき、ありがとうございます。
喧嘩をしたり夫から拒絶をされる度に、
自分の未熟さに焦り、2人の関係性が破綻に向かっているのではないかと、とても不安になります。
しかし、釋様のお言葉をいただいたことで、より良い関係性を構築するためのプロセスなんだと前向きに考えてみようと思いました。
愛情があるか分からないと言いつつ、困っている時に私を助けてくれる、優しい夫に恵まれました。
そんな優しい夫の信用を裏切ってしまった事に、とても後悔しています。
一度裏切られた相手をまた信用しようとする事は、苦しく、辛い事だと思います。
偽らず、正直にいる事を心がけて、夫のためにも自分のためにも絶対に自分を変えたいと思います。