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罪を償うとは、どのような事ですか?

回答数回答 1
有り難し有り難し 19

3ヶ月前に事故を起こしました。

私は軽症だった為すぐに仕事復帰し、前と変わらない生活をしています。
相手の方は当初聞いていたよりも重症で、現在もリハビリ中です。
生活や通院にも介助が必要なので、自営業のご主人もずっと仕事を休んでいるそうです。
保険で賄える事はすべて保険やさんにお願いしており、それ以外の仕事への損害などもある程度はこちらで負担するつもりでいます。
しかしまだ仕事復帰されていないので、どれくらい賠償するかもわからず、示談も成立していません。

お相手の方のご家族が長く苦しんでいる中、自分が普通に生活しているのが申し訳ないです。

しかしあまり気にしすぎると鬱になりそうなので、どうにか考えないようにしてしまいます。
そんな自分が反省もできない悪人のような気がしてなりません。
許して貰えるはずもないのに、許されたいと思ってしまいます。

お相手の方が元気になるまでは、あらゆる事を自粛した方がいいのでしょうか?

出かけたり楽しんだりするのは罪ですか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

仏様は見ていらっしゃいます…

 自動車は凶器になります。あんな重いものを100㎞くらいで運転するのですから。
 ですからハンドルを握る人は皆、あなたと同じ経験をする可能性があります。また、お相手の人生を破壊する可能性があります。
 だから、僧侶は本来ハンドルを握るべきではありません。でも、現代社会においては運転をしないと法務が出来ない状況にあるのも事実です。だから、僧侶もあなたと同じ状況になる可能性があり、それを覚悟して運転をしなくてはなりません。
 現実として、時間を戻すことは出来ず、事故が無かったことには出来ません。
 あなたが後悔したところで、お相手のケガには全く効果がありません。それらは無関係です。
 だから、思い出さない、考えないようにする。このままでは自分が心を病んでしまう…おっしゃることは理解致します。
 一つ申せるのは、年月と共にお相手のことを思い、あなたの後悔する時間は確実に減っていくであろうという事実です。
 人間には自己中心の思いがあり、それは自分に関わる存在には否応なく思いを致すけれど、そうでない存在は自分に無関係であり、また関係が薄れ、そしてその存在が脳裏から消えていきます。これも煩悩の仕業です。
 良いか悪いか…「人間、いつまでも後悔なんかしていたら前に進めない」という心(それも我が煩悩です)が、それを是としてしまいます。
 相手への出来る形での謝罪をなさった上で、せめて事故当日は毎年お相手を見舞う御手紙を出す…そして、それが拒否されるようであれば、御自身でその日はお相手のことを思って、当日は運転をしないなど御自身で特別な節制をなされるのはいかがでしょう。
 事故は起こしてはいけないのです。でも運転をしないと生きていけない状況もある。ともかくこれからは絶対なる安全運転を心掛けて下さいませ…。
 そんなあなたを仏様が見つめ続けます…厳しく、温かく、優しい眼差しで。
 仏様はあなたを忘れません。見逃しません。そして離しません。
 いつも あなたに御一緒し続けて下さいます…。

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