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試験直前、不安で勉強に手が付かない。

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こんばんは、初めてご相談させて頂きます。

もうすぐ大切な国家試験があり、その試験に合格するため、この1年半、自分なりに努力を続けてきたつもりです。

おかげでなんとか成績も上がり、これからの計画も立てていました。

しかし最近、試験の不安から勉強がまったく手につかなくなってしまい、大変辛いです。

つい数日前までは、1日10時間程度もしくはそれ以上机に向かえていたのに、今日は1時間も集中して勉強することができませんでした。

また過去に1度、成績不振を理由に留年を経験しています。

その際には教授から、「君には向いていないから、他の道を考えた方がいい。もし来年もう一度試験を受けても君は落ちると思う」などと言われ、また人格を否定され、大変辛い思いをしました。

教授にとっては嫉妬激励のつもりだったのでしょうが、あれから随分長い間、そのトラウマを引きずってしまっています。

もちろん、留年の原因は自分の努力不足と、能力の無さ、勉強に取り組む姿勢が問題であって、自分の責任です。

しかしあの時は、辞めるに辞めれない部活動、生活費のためのアルバイト等、自分を律して管理することができず、ああする他に出来なかったのです。

その後悔に苛まされ、毎日生きていても、ふとした瞬間に、「いっそ死んで楽になりたい。こんな自分が生きていて皆に申し訳ない。ああ辛い。」という妄想で頭がいっぱいになってしまうことがあり、胸が詰まって息が苦しくなります。

しかしそれでも、この試験に合格して、こんな自分でも人のためになりたいのです。

自分を責め続けるのを辞めたいです。前を向きたいです。

もし僧侶の皆様なら、どのようにして心を落ち着け、過去と決別し、勉強に取り組めるようにされますでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

それも踏まえて今の実力

不安で勉強に集中できないのですね。
でも、それも踏まえて、それがあなたの今の実力です。
職業としてその資格を使って生きていくなら、この先も、体調不良やプライベートの問題で仕事に集中できない日もあるはず。
それでも仕事はしなくてはなりません。
集中できない日がある、それも込みで合格できるくらいでないと、仕事にならないのです。
体重計で体重を計るときのように、今のあなたをただ試すしかないのが試験です。
体重計に登る直前にジタバタしても痩せません。
心身が壊れない程度に頑張りましょう。
たとえスローペースでも、勉強はやればやるほど前には進みます。
3日間かけて1羽の折り鶴を折るように、少しずつでも積み重ねましょう。
追記
 合格されたんですね。
 おめでとうございます。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

夜分遅くの質問にも丁寧にお答え頂き、本当にありがとうございました。
誰にも話せない気持ちを聞いてくださったおかげで、少し気持ちが楽になり、また勉強に取り組むことができるようになりました。
「3日間かけて1羽の鶴を折るように」少しずつであっても、試験までの残りの期間を有効に使いたいと思います。

無事試験に合格することができ、今はその資格を活かして働いています。
その節は本当にありがとうございました。

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