昨年他界した母
昨年70歳を前に突然病気で母が他界しました。
母は長年の買い物依存症により借金も、数百万あり相続放棄してどうにか家族はそれから逃れました。
そのため、母親がいなくなる悲しみや寂しさよりも、肩の荷が降りたというか、安堵感が胸に占めています。
でも母は母で買い物で心の満たされない隙間を埋めていたのかなと思うと、親不孝な娘のせいだったのかな?
と自責の念もわいてきます。
(転職を期に実家を離れ一人暮らしをしたのでこの十年は実家には年に一度くらいしか帰省してなかったです)
私はどう心の整理をつけて、母の死と向き合えば良いか、お智慧をお貸しください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お母様は心安らかに見守っています
拝読させて頂きました。
お母様がお亡くなりになりあなたはお母様への思いが様々心の中をよぎっておられるのですね、そして自責の念にもかられておられるのですね、あなたのお気持ちをお察し申し上げます。
お亡くなりになりになられたお母様を心を込めてご供養申し上げます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
お母様はもう既に仏様に導かれ先に往かれた親しい方々やご先祖様方が優しくお母様をお迎えなさっておられ、皆さんと一緒に仏様のもとで一切の迷いや苦しみからも救われて心から安心なさっておられることでしょう。そして皆さんと仲良く清らかに円満にご成仏なさっておられ、あなたやご家族の皆さんを穏やかに見守っておられるでしょう。
生きることは一筋縄ではいかぬことばかりで様々な苦難も迷いもあるものです。お母様も生きる中でいろんな悩みや苦しみを抱えていらしたのかとも思います。とはいえあなたやご家族の皆さんとのご縁の中でお母様なりに一生懸命に己の人生を生き抜いていかれたのではないでしょうか、そして与えられたご自分の人生を生き抜いて天寿を全うなさっていかれたのではないでしょうか。
今はお母様を悩ませることもありませんし、苦しむこともありません、さみしい思いもありません。心満たされて安らかに皆さんを思い見守っていて下さっているのです。
あなたがそのように後悔する思いはなかなか消えないかもしれません、どうかお母様に心から手を合わせてご供養なさって頂くと共に、お母様にあなたのその思いをありのままお伝えなさって下さいね。きっとお母様はあなたの思いを全て受けとめて聞き入って下さり、優しくなぐさめ励まして下さいます。
あなたやご家族の皆さんはこれからもお母様とのご縁の中で生きていくのです。
あなたやご家族の皆さんがこれからも優しくお母様に見守られながら仲良くお健やかに幸せに生き抜いて行かれます様心よりお母様にお祈りさせて頂きます。
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azumaさま
丁寧で慈悲深いご回答をありがとうございます。
自分の中にトラブルメーカーな母をどこか許せない気持ちがあったのだと思います。そういった執着を手放し、母と素直に向き合い供養して行こうと思います。