回答 1
有り難し 18はじめまして。質問させていただきます。
今日京都の神社で初詣とお札を買いに出かけました。その時にご神礼とお守りをかいました。
その後に一緒にいった親友と喧嘩をして、帰宅後、その事で他人と比べて色々と考えるようになり、自分に対して怒りや悲しみが溢れて カバンを投げて感情的に当たってしまいました。
そのカバンがひっくり返り、中身がバラけて、買ったご神札がカバンから出てしまいました。
その時にハッとして、すぐに拾い ごめんさないと手を合わせました。
罰当たりな事をしたと後悔しております。
この行為で何か災いが起こりますでしょうか？すごく自分のした事に反省しております。ちなみに今年後厄になります。
どうぞよろしくお願いします。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
年の初めに親友と喧嘩をしてしまったのですね。親友だからこそ言葉に遠慮がなかったり、ストレートな言葉でのやり取りの末喧嘩になる事もあると思います。
今回のお悩みは、この親友との関係修復については発言されていないようですので、そちらは心配は要らないものと解釈致します。
もし、そうでなかったら親友との関係修復をされる事も大事な事案のように思います。
さて、本題に入ります。
結論を言うと「ばち」は当たりません。なぜなら、質問者さんは自分の好意がいけない事で、とても反省し悔いているからです。また、「神」を恐れる気持ちがあり、ご自分の心の中に「神」や「仏」がいらっしゃる事が見て取れるからです。
人は生きていれば、必ず自分にとって良いことや悪いことが起こります。良いことが起こった時に多くの場合当たり前に受け止め、悪いことが起こった時は、誰かや自分以外のものの所為にしたがります。
他人や自分以外のものの所為にした場合、自分自身の反省をする機会を逃し、ものごとの捉え方が変化すること無く、これから先に起こる事案にも進歩のない感情を抱いてしまうのではないでしょうか？
同じことが起こった時に、「神」や「仏」がご自分の中にいらっしゃる方々は、その事案を自分に対する「ばち」と捉えるのだと思います。ですから、起こる事案「ばち」の有無にかかわらず同じ事が因縁として自分に降りかかるものだと思います。
今回の「神様」も素晴らしい「神」だと思います。
投げられたカバンから飛び出すだけで、相談者さまの怒りの感情を他に向ける事が出来、普段お世話になっているカバンを投げる好意を諫めることが出来、相談者さまの中に自分（神）が存在する事を気づかせ、親友との関係修復をも促せるような機会を与えてくださったのではないでしょうか。
これからは、ご自分の中の「神さま」や「仏さま」がニコニコと喜んでくださる行いを心掛けてみてはいかがでしょうか。
今更になり申し訳ありません。
あれからは、何ごともなく今を生きていけております。ありがとうございます
