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最愛の息子との死別

回答数回答 1
有り難し有り難し 16

先日、最愛の次男が自死してしまいました。17歳という短い人生でした。
家族として、彼の苦しみや悩みに気付いてやることが出来ませんでした。
最後の夜も特別変わりない日で、家族揃って夕食を食べましたが、思い返せば彼は自室で死を迎えるための準備を家族に気付かれないように、行っていたようです。
準備をしていることを気付いてやれれば、悩んでいることをもっと早く気付いてやれれば、彼が死なずに済んだのではないかと後悔や悔しさ、寂しさが
募るばかりです。
まだ気持ちの整理がつかないため、彼の部屋を隅から隅まで探した訳ではないので、遺書らしい物も残さず逝ってしまいました。
父親として、日頃苦しみや悩みに耐えていた彼に何もしてやれなかったこと、最後の日にも気付くチャンスがあっただろうに、何も出来なかったことは父親として最低な父親だと思います。
また残された妻、長男に対しても、次男を死なせた父親として本当に申し訳ないと、詫びても詫びても、次男が帰ってくる訳ではないのですが、詫びるしかありません。
ご相談しても、次男が自死したこと、さらに彼の苦しみや悩みにに気付いてやれなかったこと、家族に対して苦しみや悲しみを与えてしまったこと事実が変わる訳ではないことは、理解しています。
しかし文章にすることで少しでも落ち着くことが出来ればと思い、質問させていただきました。しかも拙い分かりづらい文章で申し訳ありません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

息子さんは仏様がお救いなさって下さいます

拝読させて頂きました。
最愛の息子さんが突然お亡くなりになられてあなたもご家族の皆様も大変ショックを受けていらっしゃることでしょう、そして深い悲しみにさいなまれて深く後悔なさっておられることでしょう。あなたや皆様の思いがいかばかりかはわかりませんけれども心よりお察しします。
そしてお亡くなりになられた息子さんが必ず仏様に救われます様にと仏様にお願いさせて頂き、息子さんを心を込めてご供養させて頂きます。南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
息子さんは必ず仏様がお導きなさって下さり、先にいかれた沢山の親しい方々やご先祖様方が息子さんを優しくお迎え入れて下さいます。息子さんは皆さんから迎えられて心から安らかになり一切の迷いや悩みや苦しみからも救われていかれ、皆さんと一緒に心清らかに円満にご成仏なさいます。
そしてご先祖様方と一緒に息子さんはあなたやご家族の皆様をこれからもずっとあたたかく見守り続けて下さいます。

息子さんはあなたやご家族の皆様にめぐりあい様々なご縁の中で一生懸命に生き抜いていかれたのです。生きる中で様々な辛いことや苦しいことや多くの迷いも抱えていらしたのかもしれません、また様々な巡り合わせの中でもしかしたら心身共に疲れ果ててしまい追い込まれてしまったのかもしれません。その様な中で息子さんは生き抜いていかれたのかもしれません。

あなたやご家族の皆様の悲しみや後悔のお気持ちは消えることはないかとは思いますが、息子さんにお向き合いなさり心を込めてご供養なさり、息子さんにあなたのお気持ちを素直にお伝えなさってみて下さいね。
息子さんはあなたやご家族の皆様に寄り添いその思いをありのまま受けとめて下さいます、そしてあなたや皆様を優しくなぐさめて下さいます。
息子さんとあなたやご家族の皆様とのご縁は永遠に続いていくのです。いつでもいつまでも息子さんは皆さんと共にいらっしゃるのです。
いつの日かあなたがその天寿を全うなさる時が来るでしょう、その時には必ず仏様があなたをお導きなさって下さり息子さんが優しくお迎えなさって下さいます。そして喜び分かち合うことでしょう。
また宜しければあなたも皆様もこの場所や様々な分かち合いの会に参加なさりそれぞれの思いをお話なさってみたり、様々な方々のお話を聞いて下さい。
http://www.bouzsanga.org/
いつでもお待ちしてます。

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有り難し
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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

早速の回答を頂きましたのに、お礼が遅れまして、大変申し訳ありませんでした。東和尚からのお言葉、大変有難く賜りました。後悔や喪失感、寂しさ、悲しみが、すぐに癒されることはないですが、次男の生前の苦しみや悩みに比べれば、まだ楽なものだと思い、できる限り生前通りの生活に戻して行っています。またご相談することもあるかもしれませんが、その際よろしくお願いします。
本当にありがとうございました。

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