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家族の自死の受け止め方回答受付中

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 4年越しに再び質問を利用させていただきたく思い書いております。

 タイトルの通り私は父親が自殺しています。亡くなってからもう4年になります。しかし4年経つにも関わらず自分の中でどのように受け止めればいいのかが分かりません。

 私はずっと後悔しています。本来ならば「子ども」は親が自ら死ぬことを引き止める最後の砦の様な役割をする所、私は死ぬきっかけとなってしまいました。何回も謝りました、何回も後悔しました。

 ですが何度後悔しても何も変わらないことも事実だと、4年という年月を経る中でも気が付かされました。残された家族の中でも父の事はあまり触れない話題として扱われており、扱う時も重たい話にはしてはいけない雰囲気があります。もしかしたら私だけ考えすぎなのかもしれませんが、自分の中で父の自殺をどのように受け止め、どのように消化すればいいのか、受け止めきれるものなのか分かりません。

 本当は父のお墓に手を合わせ謝りに行きたいのですが父方の祖父母とは父の自殺を機に疎遠となり、父のお墓の場所や有無さえも分かりません。
このような状況で私はどうしていけばいいのでしょうか。ご返信いただけましたら幸いです。

2025年3月19日 22:24

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ただあなたの思いを受け止めさせてください

こんにちは。亀山純史と申します。

お父様がお亡くなりになられてから、早くも4年が経つとのことですが、ご家族のご逝去にあたっては、どのような状況でれ、遺族には故人への後悔の念はつきものです。ましてや、自死によるものであれば、その後悔への思いはなおさら深いものでしょう。

私自身、あなたのお父様の死に関して、そしてあなたに対して、何か具体的なアドバイスなどを申し上げる能力はありませんが、ただ、あなたからのお話をお伺いし、その思いを受け止めさせていただければと思っています。

自死に対しては、未だ社会に様々な偏見があり、遺族の間でも、故人について話をすることがタブー視されることがあるようです。しかし、人が「生きた」という事実が、自死という一点だけで否定されることはありません。また、その人の人生の価値・意味が、自死という一側面だけで判断されるものではありません。

お父様がどのような形で人生を終えられたとしても、あなたがお父様の子どもであることに変わりはないのです。あなたがお父様のお墓参りをしたい、という気持ちがあれば、その素直な気持ちを、父方のご両親にもお話し出来たらいいですね。

まとまりのない回答になってしまいましたが、少しでもあなたのお気持ちに寄り添うことができれば幸いに思います。

2025年3月20日 11:36
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有り難し
おきもち

hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧侶です。令和6年3月に、公立高校の教員を勧奨退職しました。その後、縁あって、令和6年4月からは「まちサポ雫石」というNPO法人のお手伝い、また、令和6年10月からは公立高校の非常勤講師をしています。 浄土真宗における僧侶は、仏さまの教えに生き、その教えを伝える者であり、人を悩みから救う能力を有した者ではありません。人の悩みを救う救いの主は阿弥陀さまです。ですので、hasunohaにおける私の回答では、仏さまの教えに救われているこの私の生き方、考え方を、皆様にお見せするだけです。そして私自身、お答えできるご相談の範囲はそう広くはありませんが、皆様のお役に少しでも立てればと思い、回答させて頂いております。

ご自分を責めないで

お話を聞かせてくださり、ありがとうございます。長い間、深い苦しみと葛藤を抱え続け、こうして言葉を紡がれたことに心から敬意を抱きます。その4年間の思いや、今も消化しきれないお気持ちをお察しします。
お父様の自死について、「自分がきっかけを作ってしまった」と責任を感じ、深く後悔されているとのことですが、仏教では「因果」という考え方があります。物事は複数の要素が絡み合って起こるのであり、お父様のご決断もまた、お父様ご自身が抱えていた苦悩や事情が絡まり合って生じたものだと考えられます。それでも責任を感じてしまうあなたの気持ちは、深い愛情と誠実さの表れでもあり、それはとても尊いものだと思います。
お父様を悼む場所がない中でも、心の中で祈ることには十分意味があります。一枚の紙にお父様への思いを書いて手を合わせる、あるいは小さなお花や香を添えた空間を作るなどして、ご自身の気持ちを表現するのもよいでしょう。それが形となると、少しずつ心が整理されていくかもしれません。
また、ご家族が「重たい話題」を避けることで孤独を感じていらっしゃるのであれば、思いを少しずつご家族に伝えたり、信頼できる相手に話してみることも考えてみてください。話をすることで、心が整理される場合があります。無理をせず、安心できる人や場を見つけてください。
最後にお伝えしたいのは、「後悔する気持ち」も「自分を責めてしまう気持ち」も、決して否定しないでください。お父様も仏様も、そうしたあなたの正直な思いをきっと受け止めてくださいます。どうか「悩み続ける自分」さえも大切にして、一歩ずつ向き合う時間をお持ちください。
あなたの心が少しでも軽くなりますよう、私もお祈りしております。ぜひまた思いを伝えたくなったら、いつでもお話を聞かせてください。

家族や親しい人にも話せないとお思いでしたら、自死遺族の為に超宗派の僧侶が取り組んでいる「自死・自殺に向き合う僧侶の会」と言うのがあります。私はその会員です。僧侶との無料の手紙相談や分かち合いをしています。よろしければサイトにいらして下さい。https://bouzsanga.org/
合掌

2025年3月20日 10:08
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有り難し
おきもち

個別相談可能
仏教の目的は、抜苦与楽と成仏です。 生きている人の苦しみをどうしたら癒せるのかを常に考えます。 資格:日本メンタル協会認定メンタルスペシャリスト。JADP認定心理カウンセラー
平日19:00から21:00に受付ます。

あなたの思いをお伝えくださいね

拝読させて頂きました。
お父様がお亡くなりになりあなたはとても後悔なさりご自分を責めているのですね。お父様の死をどう受け止めていけばいいのかと悩んでいるのですね。詳細なあなたやお父様のことやご家族の皆様のことはわからないですけれど、あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
お亡くなりになる前にお父様がどのような状態であったのかわからないですけれども、お父様は様々なことを抱えておられたのかもしれません。そうした中でもお父様は一生懸命に生きていかれたのではないでしょうか。あなたも周りの方々も後悔の念は消えないかもしれませんけれど、お父様なりに生き抜かれたのかもしれません。
お父様が心から安らかになりますように心を込めてお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
お墓の場所もわからないとのことですが、あなたもどうかお父様が心安らかになりますように心から手を合わせてお祈りなさって下さいね。またあなたのお父様への思いを思いつくままに素直に心からお伝えなさって下さいね。至心合掌
お父様は必ず仏様や神様がお救いなさって下さりお導きなさって下さいます。先に往かれた親しい方々やご先祖様がお父様をあたたかくお迎えなさって下さいます。お父様は仏様や神様のもとにて一切の迷いや苦しみや痛みから救われていきます、ご先祖様と心から清らかに何の憂いもなく円満にご成仏なさっていかれます。
そしてお父様はこれからもあなたやご縁ある方々を穏やかにお見守りなさって下さいます。そしてあなたの思いを全て受け止めて下さり、あなたに寄り添って下さいます。お父様とあなたとのご縁はこれからもずっと続いていくのです。
あなたがこれからもずっとお父様のことを大切に思いながら毎日を健やかに生きることできますように切に仏様や神様やご先祖様そしてお父様にお祈りさせて頂きます。
もし宜しければあなたのお父様への思いを例えば「分かち合いの会」でお話しなさってみて下さい。そして多くの方々と思いを分かち合って下さいね。
https://bouzsanga.org/share/
https://inochi.in/
https://www.kyoto-jsc.jp/
あなたを心よりお待ちしています。

2025年3月20日 10:42
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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

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