姉の死をどう捉えたらよいかわかりません
数年前に実姉が自死で他界しました。
姉は高校生のときからうつ病に苦しみ、死に向かう姉を家族で必死に止めていました。
就労支援施設を経て一般企業に就職を果たしたとき、社会復帰できたという安心感もあってか表情がやわらかくなって、症状が落ち着いてきたのかな、と家族で安心してしまっていた矢先のことでした。
私は姉の死についての感情を整理できず、まだ答えが出ていません。以下に詳細を書きますので、率直なご意見をいただけたら幸いです。
幼少期から私が成人するくらいまでは、とても仲のよい姉妹でした。でもある時(本当になんでもない瞬間に)私に限界が来てしまって、それから姉が亡くなるまでほとんど会話もできないまま死別してしまいました。
限界がきたというのは、生前の姉から度々性的な行為を求められることがあって、断ったら姉が死んでしまうかもと怖くて拒否できず、安心して眠れない時期がずっと続いていたからでした。
姉は繊細な人だったので、日常でのストレスが歪んだ形で発露していたのか、思春期によくある実験的な行動に巻き込まれたのか、はたまた本当に私を性的に愛していたのかわかりませんが、尿を飲まされたりプライベートゾーンをまさぐられたりといったことが、7、8歳くらいの頃から何度かあったと記憶しています。
でも、姉は普段はとても優しいお姉ちゃんで、私もとても素直な妹でした。だから病気になってしまった姉の介護として必要なのだと、努めて平静に振る舞いました。
でも、先述した通り、急に限界がきてしまいました。ある日、姉のことを突然気持ち悪く感じて、別室に逃げても姉の存在が怖くて疎ましくて涙が出ました。私が姉を避けるようになると、姉は支柱を一つ失い、危うさがより増しました。私は姉を苦しめている罪悪感をずっと抱きながらも、どうしても姉に近寄ることができなくなってしまっていました。その矢先に、姉は死にました。
姉を生かすには私が耐え抜くしかなかったのに、結局私は耐えられず、姉を生かすことに失敗しました。
でももし、姉が生きのびた世界線があったとしたら、逆に私が耐えきれず自死を選んでいたかもしれないと思うのです。
私が死ぬべきだったのだろうかと考えています。今更考えても仕方のないことですが、自分なりの答えを見つけたいです。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
一人で抱えこまないで
ご相談読ませていただきました。これほど深い痛みや葛藤を抱えながら、それを言葉にして向き合おうとされる勇気に心から敬意を抱きます。
お姉さまとは幼いころから仲の良い姉妹だったのですね。その絆は、深く優しいものであったことが伝わります。しかし、性的な行為を強いられることで、あなたが耐え続けるしかなかった状況は想像を絶する苦しみだったと思います。「これこそ以上耐えられない」と限界を感じた段階で、心も体も悲鳴を上げていたのだと思います。その状況で逃げたことや距離を置いたことは、自己防衛として自然な選択であり、決して責められることではありません。背負いきれない苦しみを抱え続ければ、いずれあなた自身が壊れてしまっていたはずです。
お姉さまの死に際して、「私が耐えていれば、姉を救えたのではないか」という罪悪感を抱える気持ちは、とても自然で痛ましいものです。しかし、お姉さまの死の理由は、病気や社会との関係、さまざまな要因が絡み合ったものであり、あなた一人が責任を感じるものではないということをお伝えしたいです。お姉さまの命を支えなかったのではなく、支えられる限界点を迎えたことは、あなたの精一杯の証です。それを「失敗」と考える必要はないのです。
「私が死ぬべきだったのか」との思いが心に残るのは、深い絶望から生まれたものだと思います。でも、それ以上にあなたがここに生きていること、それ自体に大きな価値があります。もし、あなたが命を絶っていたら、家族や周りの人がどれほどの悲しみを抱いたかを考えると、その負荷は誰にも支えきれないものだったはずです。生きることは決して簡単な道ではありませんが、あなたの存在は確実に誰かの心を温め、照らしています。
お姉さまとの出来事や、自分に課してしまった責任感を整理するには時間が必要ですが、その過程で過去の出来事の一部がほどけ、あなたにとっての「答え」が見つかる日が必ず来ると信じています。
お姉さまを支えようとしていたあなたも、力尽きてしまったのも、どちらも全く悪いことではありません。人ひとりの命を背負うことは、誰にもできることではないのです。どうか、自分をいたわり優しくあってください。あなたが心を軽くして、未来に向けて新しい一歩を踏み出せることを心から祈っています。一人で抱え込まなくて大丈夫。
参照
https://bouzsanga.org/
心からお祈りさせて頂きます
拝読させて頂きました。
あなたはお姉様が自死なさったのは自分のせいだと思い悩んでおられるのですね。詳細なあなたとお姉様のことや今までの経緯はわからないですけれども、あなたがとても悲しみご自分のことを責めておられることは伝わってきます。あなたのその辛いお気持ちを心よりお察しします。
お姉様がどの様な状況や心の状態であったのかはわからないですけれども、その様な性的な虐待を受けていればあなたがお姉様を避けてしまうことは当然だと思います。どの様な関係であったとしてもその様な行為は虐待であり著しい人権侵害行為です。ですからあなたはお姉様から被害を受けていたのですので、あなたが限界に達するのも、あなたがお姉様から離れるはあなた自身を守るためですので当然の行為です。
お姉様の命も人生も大切ですが、あなたの命も人生も大切です。ですからあなたのせいではありませんし、一切責任はないのです。
どうか決してご自分を責めないで下さい、あなた自身のことをどうか大切になさって下さい。あなた自身今も苦しんでおられるでしょうからあなたの思いを専門医やカウンセラーさんやあなたの信頼できる方にもお話しなさってみて下さい。ここでも個別の相談を受けていますのでおっしゃって下さい。あなたを心よりお待ちしております。
お姉様は様々なことがありいろんなことが重なりお亡くなりになられたのかと想像します。
お姉様が心から安らかになります様に心を込めてお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏
あなたもどうかお姉様が心安らかになります様に心を込めてお祈りなさって下さい。至心合掌
お姉様は必ず仏様や神様がお導き下さいます、先に往かれた親しい方々やご先祖様がお姉様を優しくお迎え下さいます。お姉様は仏様や神様のもとにて一切の悩みや苦しみや迷いから救われご先祖様に受け止められ心から安心なさいます、そして何の憂いもなく穏やかにご成仏なさっていかれます。これからお姉様はご先祖様と一緒にあたたかくあなたや皆さんをお見守りなさって下さいます。
どうか安心なさって下さい。
あなたがこれからの未来を皆さんとお互いに思いやり助け合い健やかに生きていくことできます様に、皆さんと一緒に心から豊かに幸せを分かち合い生き抜いていかれます様に切に仏様や神様やご先祖様そしてお姉様にお祈りさせて頂きます。至心合掌
質問者からのお礼
何度も読みました。
ありがとうございました。