姉の妊娠が辛いです
こんにちは、あやかと申します。相談させてください。
今私は4歳の娘がいて2人目が欲しいと不妊治療に通っていますがもう3年間なかなか授かりません。
また先月流産してしまいました。胎嚢確認前で医学的には流産ともみなさないと言われましたが陽性反応も出てやっとと思ったところでした。
そんな中姉の妊娠が発覚しました。姉とはとても仲が良く、私の娘のこともすごく可愛がってくれます。そんな姉の初めての妊娠、とても嬉しく力になりたいと気持ちと共にうらやましい妬ましい気持ちが拭い切れません。
姉も初めてのことなので流産などが心配でよく「大丈夫かなー」と相談してきます。明るく励ましてますが心がえぐられる気持ちです。でも大事な姉、心配な気持ちはすごく分かるので少しでも力になりたいです。距離置いたりはしたくないのです。
それなのに昨日つわりが辛い辛いという姉につい「じゃあ代わってよ!」と言ってしまいました。自己嫌悪しただでさえ不安な姉を傷つけてしまって本当に悪いことをしました。
どうしたらいいのか分かりません。自分がもっと強くなればしっかりできるのに。赤ちゃんがお空に帰ってしまった自分といまお腹にいる姉と・・・。どういう気持ちでいたらいいのでしょう。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
トコトンやってみると変わるかもしれません。
あやかさん
とても辛い思いをされましたね。
まずはご心労、ご心痛、お察し申し上げます。
さて、件の『どういう思いでいたらいいか』について。
結論から言えば、「限界まで妬ましく」思いましょう。
人間、中途半端に妬み、羨むから苦しみます。限界まで妬み恨み続ければ疲れ果ててそういう行為を自然と辞めます。
というのも、ウチも子供は不妊治療で授かった息子一人です。そして二人目も色々手を尽くしましたが、もう諦めの状態です。
しかし、お寺というのは世襲が当然だと思われているせいか、子を作れ後継を埋めと散々周りから言われます。
酷い時には「嫁さんは実家で子供の作り方を習ってきたのか」などと酔っ払って言う檀家さんもいました。
それもお寺の役員さんです。
こうした例を挙げれば枚挙にいとまが無いので割愛しますが…。とにかく沢山辛い思いをしました。こうした心無い発言をする人を恨み、時にはキレて言い返す事もありました。
そして我が家も妹が二人目を出産し、両親は浮かれまくる始末。あやかさんと同じく、私も妹にキツく冷たく当たった事が多々。
ホトホト疲れ果て、妬み羨むのを一旦棚上げしました。そして時間のある時には趣味の事を沢山やり始め、嫌がる息子を無理やり突き合わせて今や息子と一緒に釣りやゲームを楽しみまくっています。
食べ物と一緒で同じことを続けると最後には嫌になってしまいます。どれだけラーメンが好きでも毎日食べていれば嫌になるはずです。
だからトコトン妬み羨やんでみては如何でしょうか。
そして「こんな私が嫌だ」と思うのは自分を美化しているからかもしれません。
ありもしない、優しい自分を想像するからガッカリする。でもどうしようもない奴だとハッキリしたら、逆にスッキリします。あぁ、私は自分の幻想を描いて拝んでいただけなのだな、と。
まず、そこの「どうにもならん奴だ」と、しっかり身汚い自分から目を逸らさない事が大切ではないでしょうか。
浄土真宗でもそのようにまず、自分を見つめる所から始めます。
でも、そんな人間だからこそ、救い難い奴だからこそ救われる、というのが浄土真宗の極意です。
ガッカリがガッカリで終わらないのが仏教です。
でもガッカリしないと仏教は始まりません。
お時間のある時に、仏教の教えをYouTubeなどでも聴かれてみては如何でしょうか。
考える必要がない時間
考えてしまうと嫉妬してしまいますが、そのことを考えていない時間は嫉妬も消えています。
頭の中の時間の使い方に偏りが出ていませんか?
今考えても仕方ないことは、今は考えない。
それで楽になれます。
お姉さんにキツく当たってしまったことも、日常生活では忘れていて良い思考です。