成田山でのお話
数年前、成田山新勝寺へ観光に行きました。母子2人の旅行でした。
旅から帰って2.3ヶ月経った頃、
当時3歳ぐらいだった甥っ子が、
「ババの家の屋上に、紫の服着た人がいる夢見た」と言いました。
そして「ババは怖がるから、ババには言わないでね」と口止め。
普段こういう子ではないので、
誰の事だろうなと気になりました。紫を着る家族はいないのです。
ひとつだけ思い当たると言えば、
成田山新勝寺のお坊さんでした。
皆さん紫色の袈裟を着てらしたのです。
あの頃自分は体調が優れず、少し
無理をして旅行に参加したのですが、旅から帰った辺りから調子が
良くなっていました。
僕は霊感はさっぱりなので、
勘違いかも知れないのですが、、。
お坊さんが霊となって、人知れず
施して下さるという事は、あり得る事なんでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
こんにちは。
夢については過去にたくさんの問答があるのでご覧ください。
https://hasunoha.jp/questions?utf8=%E2%9C%93&query=%E5%A4%A2&sort=&commit=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
上記たくさんの問答にも書かれています通り、夢は過去の記憶を整理するものであり、お告げだったり暗示だったり予言だったりするものではありません。
お子様にとって、ババ(お子様のお祖母さまでしょうか?)の記憶と、成田山の記憶が鮮明で、それが組み合わさり夢に登場したのでしょう。
お寺や神社に行った後、気分が良くなるのは、「転地効果」という心理作用が働くなど、科学的に証明されていますので、そのような作用が働いたのかもしれません。
あなたの体調が良くなった経験を、お子様の夢と結びつけたくなる心理作用も、よくあることですが、仏教ではそのような不思議な因果関係については否定的です。体調が良くなった原因は転地作用だったかもしれませんし、他に原因があったかもしれませんが、科学的に証明できる理由が必ずあるということです。
夢や成田山に対し、怖がる必要はないですよ。