元彼が頭から離れないです
初めて質問させて頂きます。
4年間付き合った男性に振られてしまいました。別れのきっかけは、些細なすれ違いが原因で、相手の気持ちが冷めてしまったことです。
私は何があっても彼と結婚したい程、彼のことを心から愛していました。
想いを断ち切り、前に進まなければと分かっていても、気づけば元彼との復縁や結婚の可能性ばかり考えてしまいます。
未練を消そうと啓発本などを読みましたが、どんなポジティブな言葉も今の私には余計辛いだけでした。
私はもうどうするべきか、自分がどうしたいのかすら分からなくなってしまいました。
もういっそ消えてしまいたいと思いながら元彼と過ごした日々の中に逃避してしまいます。
私は一体どうすればいいのでしょうか。
読みにくい乱文で申し訳ございません。答えに困る悩みですが、ご回答頂けたら幸いです。よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
動けないそのままで
こんにちは。
結婚を切望されていた人との別れはお辛いでしょう。お察しします。
人と人との縁というものは固いように見えて実は儚いものだと思います。ふとしたきっかけであっさりと崩れてしまう。
随分前の映画で題名は忘れたのですが、過去に007の役を演じたティモシー・ダルトンの主演の映画を見たことがあります。
とても熱烈に愛し合った恋人同士が、それこそ本当に些細なことで喧嘩をしてしまいます。お互い意地っ張りで、しばらくお互いに連絡を取り合わず、相手が連絡してくることを待ち続けていつのまにか年月が過ぎます。
その長い年月の中でお互いのことを心の片隅に思いつつも、それぞれに結婚し別々の人生を歩んでいきます。そしてある時、その二人が10年の歳月をへてばったりと出くわします。
久々に出会った嬉しさ、そして気持ちが高まった二人は、昔日の恋人のように深い関係に陥りかけます。しかし、どちらからともなく、はたと二人は身を離します。
やはりお互いの人生で壊せないものがある。二人は、お互いの積み重ねた年月による、どうしようもない隔たり。埋められない溝があることを理解し納得せざるを得ませんでした。
並んで横たわりながら、天井を遠く見つめる二人。どうしようもない寂寥感。そしてやるせない気持ちを写しながら映画は閉じて行きました。
どれだけ昔日を恋しく思っても、別れによって二人の間は加速度的に距離をあけていくものだと思います。それはどれだけ気持ちがあっても、離れてしまう現実があるのだと思います。
ただ人と人との縁は、ふとしたきっかけで壊れてしまうけれども、ふとしたきっかけで再び輝くものでもあります。それ故に縁は儚くも貴重であるということです。
あなたは別れた時のまま一歩も動けないのかもしれません。しかし、縁は動いています。あなたから離れていく縁もあれば、近づいてくる縁もある。
動けないのであれば、動かなくてもいいと思います。ただ、動けないそのままでも縁を縁と感ずる心のしなやかさが徐々に持てるようになればよろしいと思います。
どうぞ無理をせずに、自分のペースで縁を感じて行ってください。
追記
ご返信ありがとうございます。
「心が明るくなりました」のお言葉を聞けて良かったです。
少しづつマイペースで歩みだされてください。
では。
春の息吹が聞こえます
拝読させて頂きました。
好きな人との別れはとても辛いですよね、どうしても追いかけてしまうその思いを消すことはなかなか難しいですよね。あなたのその思いを心からお察しします。
今すぐにその気持ちを消し去ることは難しいでしょうね、その思いは心にあるとしてしばらくあなたの心を休めてみませんか?その思いに押しつぶされて追いまくられて苦しんでいるあなたのその心を少しずつでも休めゆるめていきましょう。一気に変わることはないでしょうけれども自分でゆっくりと過ごせる時間を取ってみましょう。自分のお気に入りの場所でもいいと思いますし。自分の好きなハーブティー等をゆっくりと飲んで気持ちを楽になさってもいいと思います。
今日はあたたかな日差しが降り注いでいます、あなたのお住いの地域にも山々や河川や渓谷にも降り注いでいることでしょう。あなたにもきっと降り注いでいるでしょうね。そしてよくよく植物を見つめてみると梅の木にもつぼみが膨らみ、あちこちの里山では梅の花が開いています。よろしければお近くの里や山々や畑を散策してみてはいかがでしょうか?季節はもう移り変わろうとしています。春の声が聞こえてきていますからね。
あなたの心の中にも様々な春の声が聞こえてくるでしょう。あわてずにゆっくりと周りを見渡してみて下さいね。あなたの心にあたたかな春の訪れが参ります様心より祈っています。
質問者からのお礼
釋 悠水様
御回答誠にありがとうございました。
私は今まで、動かなくてはという焦燥感を持ちながら動けずにいる自分に苦しんでいました。
お言葉を頂き、今自分のそばにある縁を大切にするべきだということに気付きました。
これからは、動けない自分を受け入れて
今自分の周りにいてくれる人達へ感謝しながら日々を過ごしていきたいと思います。
この度はお言葉をかけて下さり、本当にありがとうございました。
釋 悠水様のおかげで心が明るくなりました。
Kousyo Kuuyo Azuma様
御回答誠にありがとうございました。
頂いたお言葉のおかげで、自分の心を大切にすることを学びました。
振られてからというもの、失恋を打開することに躍起になって自分の心を置き去りにしてしまった気がします。
今はどうこう動くよりも、自分の心と向き合って、趣味などの好きなことを思い切り楽しみたいと思います。
Kousyo Kuuyo Azuma様のお言葉から、外に出る機会を増やしました。
日差しの優しさを感じ、野鳥のさえずりを聞き、美しい春の訪れを感じました。
過去への未練まだ残りますが、少しずつ前に進んでいる気がします。
この度はお言葉をかけて下さり本当にありがとうございました。