他人の嫌なところばかり見えてしまいます
他人の、特に男性の嫌な面ばかりを考えてしまい、人と深くかかわりを持てません。
人の嫌なところばかりを見る癖を、どうにかして直したいです。
お知恵をお貸しください。
今年で30歳になりますが、今まで関わってきた男性のほとんどに良いイメージがありません。
中学生の頃に告白して2年付き合った男性は私のことは全く好きでないと共通の友人に漏らしていたことが分かり、破局しました。
高校生の頃、長期にわたって強姦された際、父親から「お前はもう結婚できないだろうな」とデリカシーのない言葉を言われれました。
20代になって5年ほど付き合った彼も、強姦の事実も知っていたのに「私との性交渉が嫌だ」と言われて破局しました。
今、結婚を前提に同棲している彼(強姦の事実を知っています)は、隙あらば身体を触ってくる(距離感が近い。本人はスキンシップのつもりらしい)のです。
でも、できれば私は理由もなく身体を触ってほしくありません。
怖さはありませんが、急に触られる、理由もなく触れられることにどうしても嫌悪感がぬぐえません。
自意識過剰だとは思いますが、世の中の男性に対して、自分は身体しか見られておらず、運よく彼氏彼女の関係になれたとしても、果たして結婚までして大丈夫なのか?また裏切られるのでは?と疑心暗鬼にかられます。
今の彼に対しても、本当に自分が彼のことを好きなのか、自分自身の気持ちにすら疑問を感じることがあり、
できることなら10歳のころから人生をやり直したいを思ってしまいます。
もちろん、過去に戻ることはできないとはわかっています。
なので、自分にできることはこのような男性への偏見をなくすことだと思っています。でも、どんな男性に対しても、好意が少しでもある彼に対しても、具体的に良いところが自分でもよくわからないのです。
つたない文で申し訳ありませんが、お知恵をお貸しいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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一つ一つの積み重ねを
こんにちは。
先ずは、性的被害に遭われ、心身ともに困難さを抱えているご心情をお察しします。
お辛いでしょう。
「どんな男性に対しても、好意が少しでもある彼に対しても、具体的に良いところが自分でもよくわからない」と書いています。過去に自らの意思、感情を踏みつけにされる被害を受けたが故に、自分の判断に自信が持てない。こういう状況なのでしょう。
ただ、当面の問題についていいえば、「どんな男性に対しても」と広く考えすぎないほうがいいと思います。それこそ千差万別なので、そこに法則的なものを見つけるのは至難ですから。ですから、具体的には「好意が少しでもある彼」という一点に絞るのが現実的だと思います。
まず、過去の被害を知っていながら、「結婚を前提に同棲している」人がいてくれるのは有り難いですね。その彼氏さんが、「隙あらば身体を触ってくる」という動作があり、あなたはこれに対して、「怖さは」ないが、「理由もなく身体を触ってほしく」ないと書かれています。
あなたは「自意識過剰」かも、と自省していますが、そんなことはないでしょう。過去の経緯からのやむを得ない反応なのだと思います。
恐らくあなたは、段階を飛び越えたいきなり、突然のアプローチが苦手なのだと思います。つまり、少しずつ段階を踏んだら「怖さは」ないということなのではないでしょうか。だから、彼氏さんには一度、「接触」の場合、予告して少しづつにしてもらえないかと頼むのはいかがでしょう。
「果たして結婚までして大丈夫なのか?また裏切られるのでは?と疑心暗鬼にかられます」と書いています。疑心の念を持つのは致し方がないことです。
ただ、「結婚」までに自分の意志を一つしっかり伝え、彼氏さんもそれを受け入れる。一つ感情を伝えて、彼氏さんがそれを共感する。こういう一つ一つの積み重ねによって心地の良い関係を築いていくならば、それは段々と現実感をもって近づいてくるのではないでしょうか。
「本当に自分が彼のことを好きなのか」、その疑問は簡単に解けないかもしれません。しかし、先に述べたような一つ一つの積み重ねの先に、信頼は生まれるはずです。「好き」という視点も大切ですが、人間同士の絆はそれだけは測れないと思います。
今の彼氏さんと、少しづつ自分の意志を、感情を素直に出して、着実に歩んでいって下さい。どうぞお大事に。(字数制限)