傷つくのが怖い
先日は対人恐怖症についての相談にご回答いただき、ありがとうございました。少しずつ心が前向きになってきています。ありがとうございます。
今回も対人関係についての相談なのですが、傷つくのが怖くて自分を出すことができません。いつも自分が心の中に引っ込んでいる感覚があり、声も押し殺すように話してしまいます。喜怒哀楽、自分らしさを表現できる人間になりたいのですが、怖さがあって思うようになりません。
どんな怖さかというと、何かしらの感情を表現した時、相手に無視されたらどうしようとか、誰も相手にしてくれない、反応してくれなかったらどうしようとか、そういう恐怖です。自分を手放すことができないというか…
明るくて、愛嬌があって、人を笑わせることができる人間になりたいです。
どうしたら傷つくことを恐れず、もしくは恐れながらも自分らしい自分を表現することができるようになるでしょうか?
ご回答いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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優しく認めてあげることが、本当の「自分らしさ」への第一歩です
前回のご相談から、心が少し前向きになられたとのこと、その変化を何より嬉しく思います。
「傷つくのが怖い」というお気持ち、痛いほど分かります。私たちは誰しも「誰かと繋がりたい、認められたい」と願うがゆえに、その裏返しとして「無視されたらどうしよう」という深い恐怖を抱くものです。
「明るく人を笑わせる人になりたい」という理想はとても素敵です。しかし、仏教の視点では、無理をして別の誰かになろうとすることが「自分らしさ」ではありません。むしろ、「怖くて声が小さくなる自分」「傷つくのが怖い自分」を否定せず、「今はこれでいいんだ」と優しく認めてあげることが、本当の「自分らしさ」への第一歩です。
浄土真宗には「摂取不捨(せっしゅふしゃ)」という言葉があります。これは、阿弥陀様という仏様は、悩み苦しむ私たちを「決して見捨てない、無視しない」ということです。たとえ周囲の反応が怖くても、仏様だけは、震えているあなたをそのままの姿で受け止めてくださっています。
その絶対的な安心感の中で、まずは「怖いまま」、小さな挨拶一つから始めてみませんか? 傷つくことを恐れるその繊細さは、他人の痛みに寄り添える「優しさ」の裏返しでもあります。あなたのその温かさは、必ず誰かに届きますよ。
拝
縁起寺 釋聴法
少しずつ穏やかに話していきましょう
拝読させて頂きました。
あなたは人と接することが怖くてなかなかお話しすることが難しいのですね。あなたがとてもお悩みなさっておられることとても伝わってきます。お気持ちを心よりお察しします。
あなたがおっしゃるように人と接していて嫌な思いをしたり傷つくようなことを言われるのが怖いと思ってしまうお気持ちとてもわかるように感じます。そうですよね、人から傷つけられるのはとても怖いですよね。あなたがそう持ってしまうのも当然だと思います。誰しも傷つけられるは嫌ですし怖いです。ですからそう思ってしまうのはあなただけではないと思います。実は多くの方々がそう思っているのです。
人と会話している中でもその人は悪気はなくても相手の傷つくようなことを言ってしまうこともあるでしょうし、人間どうしても好き嫌いがありますから嫌いな人に対して悪意や悪言を言ってしまうこともあると思います。そういうところが人間にはあります。
ですからもしもそういう嫌なことや悪言を言う方とは極力離れることです。例えば悪意や悪言を言う方との縁は悪縁です。悪縁はしっかりと切るに限ります。
ですから悪縁をしっかり切ることを気持ちの面で割り切ってもいいと私は思います。悪意や悪言や悪行をする方と付き合えば自分も辛くなっていってしまいます。しっかりと悪意や悪言や悪縁から離れましょう。
それと誰もがその様な悪意を持っているわけではありません。心根のとても善い方もいらっしゃいます。ですからあまり怖がることことなくできるだけ心穏やかに人とお話しなさっていきましょう。最初緊張することもあるでしょうけれど、心を落ち着けてゆっくりと一言ひとことあなたのお気持ちをお話しなさってみて下さいね。そしてゆっくりと落ち着いて相手のお話にも耳を傾けて下さい。
人生は長いです、様々な方々とのご縁がありますからあわてることなく穏やかに少しずつ人とコミュニケーションを取りましょう。話していく中で相手のこともわかってくるでしょうし、相手もあなたのことをわかって下さるでしょう。そして相性や考え方や趣味もわかってきて共通点も見出すことができて親しくなることできますからね。
あなたがこれからの未来に素晴らしい出会いやご縁に恵まれ多くの方々と知り合い親しくなり共に楽しい毎日を分かち合い生き抜いていかれます様に切に祈っております。そしてあなたを心より応援させて頂きます。
質問者からのお礼
釋聴法様
ご回答ありがとうございます。
どうしても、明るく周りを笑顔にさせるような人になりたいという気持ちが強いのですが、今の自分を認めてあげることが本当の自分らしさへの第一歩なのですね。
私はおとなしい性格で、人を気まずくさせてしまったり、いてもいなくても変わらない存在感が自分で嫌だったりして、どうにかして変わりたいと思ってきました。けれど、何か行動する度に思い切りやれない自分がいたり、思ったような人の反応が返ってこなかったりして、その度に落ち込んでいました。明るく周りを元気にさせる役割は、私ではないと思うしかないでしょうか。挨拶や仕事での業務連絡はできるのですが、その他の雑談であったり、人との交流ができないのです。
今の私には理想が高すぎるのかもしれないですね。釋聴法様が教えてくださった「摂取不捨」を信じて、怖いながらも少しずつ自分が良くなっていくような小さな行動から始めて、その自分を認められるようになっていきたいと思います。
ありがとうございました。
Kousyo Kuuyo Azuma様
ご回答ありがとうございます。
人から傷つく言葉を言われたりするのはつらいですよね。気持ちを理解してくださり、ありがとうございます。
Kousyo Kuuyo Azuma様のおっしゃる通り、悪意や悪言を言う方にもし出会ったら、極力離れようと思います。世の中にはいろんな人がいますものね。優しい人もいると思います。私は比較的出会う方たちには恵まれてきたと思います。あまり悪意や悪言を言う方には出会ったことは少ない方だと思うけれど、でもその少ない方たちから言われた言葉が強く残ってしまうんですよね。
でも、これからの出会いで変わっていくかもしれないですよね。一つ一つの出会いを大切にして、アドバイスにいただいた通り、あまり傷つくことを恐れず、落ち着いて人と向き合っていきたいと思います。
ありがとうございました。



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◆ついつい他人に辛くあたってしまい、後悔を繰り返す
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